しばらくじっくり思いを巡らしたいから、デジタル機器をオフにするよ
前にやった“沈思黙考”とやらがどんなだったか、覚えてるか?
<五分後>
(震えが出てきたぞ。退屈が身体中に広がってきたんだな)
ぎゃ〜!! 退屈に打ちのめされそうだ! いっそ殺してくれ!
人といるようにした方がよかったんじゃないか?
これだけで十分、うんざりだよ
今のご時世、スマホを自宅に忘れると“けいれん”は起こさないまでも、そわそわして不安になる人が圧倒的に多いですからね。“スマホ断ち”は、断食の苦痛に等しいのでは?
Overwhelmingとは、大きさなどが「圧倒的な」とか「巨大な」という意味で、“He received overwhelming support”「彼は圧倒的な支持を得た」とか“She came home with an overwhelming amount of homework”「彼女はすさまじい量の宿題を持って帰ってきた」と言います。また力や数だけではなく、感情を表現すると「圧倒される」とか「打ちのめされる」という意味になり、“I’m overwhelmed by the number of people in the audience”「観客の数に圧倒される」とか“I feel overwhelmed by the warm welcome”「暖かい歓迎に胸が一杯です」と言います。
なお、metastasizeはガン細胞などが転移することで、通常はこのような使い方はしません。「退屈」をガン細胞に見立てた比喩ですね。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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