全部解体して、はじめから構築しなおさなければダメです
しかし、業務の重要性からして、昇給と昇進の確約をいただかないとできません
その通り。だからこそ、直し方を知る唯一の人材も私なのです
お前、わしを脅しているのか?
いや、そんなことはありません
お前の失敗に褒美を与えていることにならんかね?
悪く捉えるのはやめましょうよ
ウォーリーのあまりにも素晴らしい屁理屈に、返す言葉もありません……。
“from scratch”とは「最初から」「一から」という意味。“scratch”はそもそも「ひっかく」という意味ですが、なぜそれが「はじめから」という意味になるのかというと、18世紀からスポーツ界で、スタートラインを文字通り土に「引っ掻いて書いた」ところから、“from scratch”が「はじめからやる」という慣用句として使われるようになりました。
“blackmail”の語源は定かではないそうですが、現在「郵便」を意味する“mail”が、古くは農民が支払う「家賃」「税金」のことを指し、銀貨などで払えた場合は“white mail”、現金がなくて家畜や農作物で支払うことを“black mail”といっていました。そして、あくどい領主が金のない農民から必要以上に貢ぎ物を求めたところから、現在の「ゆすり」「脅し」という意味を持ったという説があります。
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- 登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
- 登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
- 登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
- 登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
- 登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
- 登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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