開幕先日のプレスカンファレンスにて、超高速連写が可能なコンパクトデジカメ“HIGH SPEED EXILIM”「EX-FC100」「EX-FS10」を発表したカシオブースでは、高速連写とカメラ内画像合成機能「Dynamic Photo」が大きく紹介されている。
高速連写機能は既に国内でも販売されている“HIGH SPEED EXILIM”「EX-F1」「EX-FH20」に搭載されているが、新製品「EX-FC100」「EX-FS10」の高速動画撮影機能は最高1000fpsとほぼ「FH20」と同等だ。
いずれも撮像素子は有効910万画素 1/2.3型高速CMOSセンサーだが、FC100は37〜185ミリの光学5倍ズーム、FS10は38〜114の光学3倍ズーム(いずれも35ミリ換算)を搭載する点が大きく異なる。ブースには「EX-FC100」(試作機)を実際に手にして撮影できるコーナーも用意されており、盛況を博していた。
カメラ内画像合成機能「Dynamic Photo」を搭載するのは、「EXILIM ZOOM EX-Z400」、「EXILIM ZOOM Z270」、「EXILIM CARD EX-S12」の3製品。EX-Z400/Z270はともに光学4倍ズームレンズを備えており、主な違いは撮像素子数(Z400は12メガ、Z270は10メガ)。EX-S12は光学ズームレンズが3倍だが、Z400/Z270に比べてスリムなボディとなっている(撮像素子数は12メガ)。
「Dynamic Photo」だが、これはベストショット(いわゆるシーンモード)の1つとして用意されており、選択すると20枚の画像を高速連写する。高速連写された画像は連続して再生すると簡易アニメのようになるので、ここに別途撮影した画像を“背景”として設定すると、「月面を少女が歩く」といった現実にはあり得ないシーンも作り出すことが可能になる。
なお、価格はEX-FC100が399.99ドル、EX-FS10が349.99ドル。EX-Z400が299.99ドル、EX-Z270が229.99ドル。EX-S12が249.99ドル。いずれも北米での販売開始は3月。日本国内での販売は未定となっている。
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