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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11 YOU ARE(NOT)ALONE」が、新カットを含むデジタルマスター版で5月27日にBlu-ray Disc化。本編は100分、特典映像は36分で、BOX付デジパック仕様。特典内容は“序”劇場版特報・予告編・TVスポット、アフレコ台本(1.11ver.)、“破”劇場版特報、Rebuild of EVANGELION:1.01、Angel of Doom PVなどを収録している。
1995年のTVアニメ放映開始以来、爆発的なブームを巻き起こした「新世紀ヱヴァンゲリヲン」が4部作(公開は全3回予定)として再構築され、2007年にその第1弾「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開。10年ぶりに再結集したスタッフが3DCGなど最新技術を駆使し、“新作”を作り上げた。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は2008年4月25日にDVD化されたが、オリジナルをそのままではソフト化せず、266カットの画と音を再調整した「1.01」バージョンの本編を収録。5月27日にBD化される「1.11」バージョンは、デジタルデータをマスターとして使用しており、画調が異なるようだ。
碇シンジや綾波レイなど14歳の少年少女が、汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って、「使徒」と呼ばれる謎の敵を迎え撃つ。「序」はTVアニメ版の6話までのストーリーがなぞられているが、キャラクターの内面描写などが微妙に変わっている。
例えば、TV版では、エヴァに搭乗することを頑なに拒んでいたシンジだが、「序」ではそれほど反抗せずに乗り込む。さらに、綾波レイはTV版では“ファースト・チルドレン”と呼ばれていたが、本作では“第1の少女”と変更。またクライマックスのヤシマ作戦では、作戦に関わる人々の仕事ぶりが描かれている。
使徒のデザインは複雑化し、初号機もデザインやカラーリングがチェンジされ、動きもしなやかに。従来のファンが繰り返し見ても楽しめるように細部まで工夫されている。
なお、新ヒロインが登場するという待望の第2弾「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」は6月27日公開。「序」のラストには渚カヲルが登場し、意味深なセリフも。第2弾にどう絡んでくるか期待しつつ、まずは「序」を隅々までチェックしておこう。
関連サイト:http://www.evangelion.co.jp/(公式サイト)
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