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奥菜恵がハリウッドデビューを飾ったスピリチュアル・スリラー「シャッター」が2月6日にBlu-ray Disc化。
特典は落合正幸(監督)と一瀬隆重(製作)による音声解説、レンズの中の幽霊、日本での撮影、落合正幸について、ルーク・ドーソン(脚本)に聞く「シャッター」の魅力、心霊写真の歴史、心霊写真の作り方、幽霊狩り:その心得と準備、ジョシュア・ジャクソン役柄を語る、15種類の未公開シーン集&もうひとつのエンディング(監督&製作者による音声解説付き)などを収録している。
ニューヨークに住むフォトグラファーのベン(ジョシュア・ジャクソン)とジェーン(レイチェル・テイラー)は仕事とハネムーンを兼ねて日本へ。宿泊先のロッジに向かう途中、ジェーンは道の真ん中に立っている黒髪の女性をひいてしまう。慌ててハンドル操作を誤り、車は道からそれて木にぶつかってしまう。その衝撃でベンとジェーンは気を失う。すぐに意識を取り戻すが、ひかれたはずの女性の姿はどこにもなかった。その日を堺に、2人は怪現象に見舞われる。
2004年のタイ産ホラー「心霊写真」をリメイクした本作。「THE JUON/呪怨」など、ホラーを中心に米国市場に話題を振りまく一瀬隆重プロデューサーがリメイクを企画し、「パラサイト・イヴ」「感染」の落合正幸監督がメガホンをとった。日本でロケが行われた、いわゆる日本製ハリウッド映画だ。
日本を訪れた米国人夫婦が怪現象に見舞われるという物語だが、キーパーソンを演じるのが奥菜恵。役の名前は彼女と同じ、メグミ。オーディションで選ばれたという奥菜恵はまさにハマリ役で、セリフは少ないものの、存在感はバツグン。ちょっと古風で端正な顔立ちは吸い込まれそうなほどの神秘的な美しさがあり、怖くもあり。奥菜恵の長い舌にも注目!
本作は恐怖を求めるよりも、ミステリアスな謎解きを楽しんだほうがいい。妻も知らなかった夫の秘められた過去。数々の怪異現象との関連性を探るうちに、その過去が徐々に暴かれていく展開はスリリングだ。恐かったシーンといえば、心霊写真ばかりを扱う雑誌社の心霊写真室。壁一面に心霊写真が貼られ、あの部屋にだけは絶対入りたくないという、ただならぬ雰囲気が漂っていた。
日本人が恐怖を身近に感じられる心霊写真をテーマにしているだけあって、薄気味悪さはかなりある。ホラー、サスペンス好きにはおススメだ。
関連サイト:http://movies.foxjapan.com/shutter/(公式サイト)
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