「20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり」が、「20世紀少年 <第2章> 最後の希望」の劇場公開前日となる2009年1月30日にBlu-ray Disc化。特典は第1章と第2章の予告編を収録している。
なお、DVD版は通常版(3990円)と豪華版(5775円)の2種類。通常版はアウターケース付き、豪華版はアナログLP(ダブル・ジャケット)仕様となっている。また豪華版にはオリジナル・ギターピック、ともだちマークの旗(原っぱメンバー手書きバージョン)を封入。
「20世紀少年」は、累計発行部数2000万部を超える浦沢直樹の大ヒット・コミックを総製作費60億円、全3部作で実写映画化するプロジェクトの第1弾。
1997年、ロックスターになる夢をあきらめたケンヂ(唐沢寿明)は実家のコンビニを経営しながら、失踪した姉の娘カンナを育てていた。ある日、幼なじみのドンキー(生瀬勝久)が飛び降り自殺したというニュースを耳にする。お通夜には小学校時代の同級生がそろっていた。どうやらドンキーは“ともだち”と呼ばれる謎の男の正体を追っていたらしい。
その頃、サンフランシスコ、ロンドンと世界各地で細菌&爆弾テロが発生。事件は、ケンヂたちが子供の頃に遊びで書いた空想ノート「よげんの書」通りに進行していた。やがてケンヂは“ともだち”を教祖とする過激なカルト教団が空想ノートを実践していることに気づく。このまま進めば、人類は20世紀最後の大晦日に細菌兵器を撒き散らす巨大ロボットによって滅ぼされてしまう。ケンヂは旧知のオッチョ(豊川悦司)らに呼びかけ、戦いを挑む――というのが第1章の主なスーリー。
主人公ケンヂを唐沢寿明が演じるほか、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之など、豪華なキャストも注目を集めた。
監督は「トリック」「自虐の詩」の堤幸彦。原作の世界観を大切にしたいということで、原作を撮影現場に持ち込み、カット割りまで忠実に再現するほど。脚本には原作者の浦沢直樹も参加、映画化にも責任を持ちたいという熱い思いが伝わってくる。
この第1章はあくまで序章に過ぎず、キャラクター紹介がメイン。謎は謎のままで終わる。09年秋の最終章に向けてコミックと違った結末が用意されているらしい。まずは本作を復習して、第2章の公開にのぞみたい。ちなみに第2章は、ケンヂの姪カンナ(平愛梨)が成長し、“ともだち”に反撃するとのこと。キーマンとしてユースケ・サンタマリア、古田新太らが出演している。
関連サイト:http://www.20thboys.com/index.html(公式サイト)
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