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全米興収5億ドルを突破し、「タイタニック」に次ぐ歴代2位の大ヒットを記録した「ダークナイト」が、12月10日にBlu-ray Disc で登場。
特別版(4980円)とBATPODプレミアムBOX(7980円)の2種類を用意。本編ディスクの特典はメイキング映像、フォーカス・ポイント(序章/バットスーツ/ジョーカーのテーマ/香港大跳躍/判事の車 炎上/IMAX撮影/SWATチーム 転落/セット撮影/バットモービル/バットポッド/ヘリコプター 激突/トラック大旋回/重大犯罪捜査班(MCU)の崩壊/衝突 ランボルギーニ/病院爆破/マローニの車 横転/撮影秘話)。
特典ディスクにはバットマンに描かれる技術〜映画と現実の均衡〜、仮面の下で〜深層心理を探る〜、ゴッサム・トゥナイト ニュース(選挙戦の行方/億万長者の素顔に迫る/蔓延する悪/街を守る〜ジム・ゴードンの戦い/対決!ギャング VS 警察/ゴッサムの光の騎士に問う)、スチール・ギャラリー、3種類の予告編、6種類のテレビスポットを収録している。プレミアムBOXには劇中に登場するバットポッドのフィギュアを同梱。
クリストファー・ノーランがメガホンを取った前作「バットマン ビギンズ」で、新生バットマン(クリスチャン・ベール)が誕生した。今回もノーラン監督&ベールのコンビが続投。タイトルのダークナイトとはバットマンのことだ。バットマンが誕生した反動で、ゴッサム・シティーに究極の悪が誕生してしまう。
オープニング、ゴッサム・シティーの白昼を切り裂くように奇妙な仮面集団が現れる。強盗、殺人と乾いた犯罪劇が展開し、テロ脅威を首謀するのが、バットマンを完全に食ってしまったジョーカーだ。この悪役はティム・バートン版の「バットマン」(1989)で一度登場しており、名優ジャック・ニコルソンの怪演が話題になったが、今回のジョーカーはまったくの別物といっていい。
ジョーカーの目的は復讐や金ではない。ゴッサム・シティーが滅びゆく様子、そして人々が苦しむ姿を見ていたいだけなのだ。だからタチが悪い。ジョーカーはバットマンと、正義感の強い検事(アーロン・エッカート)を標的にする。また検事を陥れて、善人が悪人に変わるということも証明しようとする。
ジョーカーを演じるのは、今年1月に薬物過剰摂取で急逝したヒース・レジャー。魂の演技を披露し、究極のテロリストを体現。故人にしてアカデミー賞を受賞する可能性もかなり高い。カーチェイスや大爆破、バットモービルからマシンガンを装備したバットポッドが飛び出すなど、アクションシーンも楽しめる。
残念ながら日本での興行は振るわなかったが、善と悪の関係、そして人はなぜ犯罪に走るのか?といったドラマ性は、アメコミ作品とは思えないほどの重厚さ。至福の152分が待っています、ぜひご覧ください。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/(公式サイト)
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