ラスベガスを舞台にしたハイテンションなラブコメディ「ベガスの恋に勝つルール」が、12月5日に劇場版より2分長い完全版としてBlu-ray Disc化。
特典はトム・ヴォーン監督とマット・フリードマン(編集)によるオーディオ・コメンタリー、キャメロン&アシュトン“ベガスを語る”、ザック・ガリフィアナキスのエキストラタイム、離婚弁護士ヘイター「法の抜け穴教えます」、NG&爆笑シーン集、未公開シーン集、隠しコマンド“BALLS”のほか、「ベガスの恋に勝つルール」版“体験告白”ゲームやFOX最新情報『MARLEY AND ME』といったBDならではの特典も収録している。
ニューヨークで働くキャリアウーマンのジョイ(キャメロン・ディアス)。恋人の誕生日にパーティを企画するが、友人がいる前でリッチな彼に振られてしまう。一方のジャック(アシュトン・カッチャー)は、父親の経営する工場を解雇される。それぞれウサ晴らしに親友と出かけたラスベガスのホテル。ダブルブッキングがきっかけで2人は出会い、すぐに意気投合。狂乱の一夜を過ごし、なんと酔っ払った勢いで結婚してしまう。
翌朝、目覚めて正気を取り戻すジョイとジャック。別れ際にジョイのコインを使ってジャックが何気なくスロットをすると、なんと300万ドルの大当たり。当然ながら大金を巡って大ゲンカ、婚姻無効と大金の所有権を巡って裁判に。すると判事は「結婚を成功させる努力を6カ月間しなさい。その努力が確認できなければ婚姻無効は認めない」と判断を下す。かくして2人は仮面夫婦を装い、同居生活をスタートさせるが……。
初対面で即結婚、しかもスロットマシンで大当たり、なんてハチャメチャな展開が続くのに、2時間弱押し切れるほどの魅力がある。それは役者によるところが大きい。「メリーに首ったけ」や「ホリデイ」などのラブコメの女王、キャメロン・ディアスが堂々たる存在感を発揮し、相手役のアシュトン・カッチャーもコメディ演技がうまく、ハマっている。どちらも相手に子供じみたイタズラを仕掛け、あの手この手で陥れようとするが、このカップルだと憎めず、微笑ましい。
テンポが良く、笑いもふんだんにあって、しんみりもでき、ラストは爽快な気分にさせてくれる、ラブコメディの王道。カップルにとって相性の良さも大切だけど、相手のいいところを見るようにすることが長続きの秘訣、そんな当たり前のことにも気付かせてくれる恋愛カウンセラー的物語。倦怠(けんたい)期カップルにおススメです。
関連サイト:http://movies.foxjapan.com/vegas/(公式サイト)
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