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一時は完全に過去の人扱いだったシルベスター・スタローンだが、「ロッキー・ザ・ファイナル」で見事にキャリアを再生させ、もうひとつの当たり役であるランボーも復活させた。1988年の「ランボー3/怒りのアフガン」以来、実に20年ぶりとなるシリーズ4作目「ランボー 最後の戦場」が2月4日にBlu-ray Disc化。価格は4935円。特典は予告編集(特報・劇場予告編・TVスポット2種)、メイキング集、削除シーン、キャスト・インタビュー、スタローンによるオーディオ・コメンタリーなどを収録している。
シリーズ1作目〜3作目の単品(各4935円)、3作をまとめた「ランボー トリロジーBOX」(13800円)も同日にBlu-ray Disc化。こちらはジェネオン エンタテインメントからのリリースとなる。なお、トリロジーBOXには「ランボー 最後の戦場」は含まれていない。
ベトナム戦争帰還兵から始まった「ランボー」(82)の闘いは、「ランボー 怒りの脱出」(85)でベトナム、「ランボー 怒りのアフガン」でアフガニスタンへとフィールドを広げ、今回の舞台はミャンマーである。前作のアフガンで裏切りにあったランボーは姿を消し、タイ北部のジャングルでボートマンとして生計を立てていた。その顔に生気はなく、隣の国ミャンマーで繰り広げられている政府軍による少数民族カレン族への弾圧や虐殺にも見て見ぬふりだった。
ある日、アメリカ人ボランティア・グループをミャンマーの国境まで送り届けて欲しいと頼まれる。ランボーは紛争地帯の危険さを警告して別れるが、数日後、ボランティアたちが拉致されたと知らされる。彼らを救出するため、5人の傭兵が送り込まれるが、国籍も年齢もバラバラの寄せ集めだったために作戦は思うように進まない。ここからがランボーの本領発揮、世捨て人から戦士に戻り、陰ながら救出に向かうのだった。
「ロッキー」シリーズは6作中、4本で監督を手掛けたスタローンだが、「ランボー」でメガホンをとるのは今回が初めて。それだけでも意気込みが伝わってくる。
ドカーン、ドカーンと怒とうのアクションが続き、肉体が四散する戦闘シーンはCGによってリアルに描かれている。その過激さはスプラッター映画なみ。シリーズもこれで完結(おそらく)、ランボーの強さと熱さと哀愁を目に焼き付けておこう。
関連サイト:http://rambo.gyao.jp/(公式サイト)
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