![]() (C) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. |
大ヒットSFシリーズ「ターミネーター」の正当な続編で、現在全米ではセカンド・シーズンも放映中のTVドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」。そのファースト・シーズン全9話を収めた3枚組の「ブルーレイ・コレクターズ・ボックス」が1月21日に登場。特典はキャスト&スタッフによるオーディオ・コメンタリーや未公開シーン集、メイキング集、NGシーンなどを収録している。
「ターミネーター」シリーズのヒロインであるサラ・コナーと、未来で抵抗軍のリーダーとして人類を率いることになっている彼女の息子ジョンの逃避行を連続ドラマ化したもので、「ターミネーター2」のその後という設定だ。第1話のオープニングは「ターミネーター2」のラストから直結する道路を走る主観映像。そして、コナー母子がターミネーターの襲撃に遭うというド派手なアクションが展開する。
逃亡生活を続けながらも平和な日常を取り戻したかに見えたコナー母子。だが、ある日、ジョンの高校に、ジョン抹殺のためにT-888と、ジョンを守る任務を負った女子高校生ターミネーターのキャメロンが出現。ターミネーターが現れたということは、未来では人類と機械の戦いが続いているということを意味する。
つまり「2」のラストでシュワちゃんが溶鉱炉で犠牲になって回避したはずの軍事コンピュータ、スカイネットによる核攻撃=審判の日は回避できず、先送りされたに過ぎなかったのだ。キャメロンから2011年4月19日に審判の日が訪れることを知らされたコナー母子が、壮絶な戦いに挑む。
本作には製作総指揮のマリオ・F・カサールをはじめ、シリーズに長年携わったスタッフが結集。セリフや設定にも、往年のファンが思わずニヤリとしてしまう心憎い演出がふんだんに盛り込まれている。
映画版にひけをとらない肉弾戦も見どころのひとつだが、連続ドラマならではのアイデア、例えば未来を守るために人を殺していいのかという倫理的テーマや、サラとジョンがとる驚きの行動(念のため伏せておきます)など、色々楽しめるはず。
今年6月公開のクリスチャン・ベール主演による劇場版第4作「ターミネーター4」も、このTVシリーズに続く時間軸で描かれているらしいので、ドラマファンのみならず映画ファンもチェックしておこう。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/sarahconnor/(公式サイト)
|
||||||||||||||||||||||||||
本山由樹子の新作劇場:1997年の犯罪サスペンスの傑作――「L.A.コンフィデンシャル」
本山由樹子の新作劇場:ハルクがパワーアップ――「インクレディブル・ハルク」
本山由樹子の新作劇場:地獄のライヴへようこそ――「デトロイト・メタル・シティ」
連載本山由樹子の新作劇場:「心霊写真」をリメイク――「シャッター」
本山由樹子の新作劇場:それは謎の女の電話で始まった――「イーグル・アイ」
本山由樹子の新作劇場:映画版もセックス本音トーク炸裂――「セックス・アンド・ザ・シティ[ザ・ムービー]」
本山由樹子の新作劇場:ランボー、これで完結(多分)――「ランボー 最後の戦場」
本山由樹子の新作劇場:いまだ終わることのない戦争の悲劇――「告発のとき」
本山由樹子の新作劇場:全3部作の序章――「20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり」
本山由樹子の新作劇場:この男がヒーロー映画の常識を覆す――「ハンコック」
本山由樹子の新作劇場:3DCGで描かれるクローン大戦――「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」
本山由樹子の新作劇場:チャウ・シンチー版「E.T.」――「ミラクル7号」
本山由樹子の新作劇場:成り行き婚の行方は?――「ベガスの恋に勝つルール」
本山由樹子の新作劇場:7年ぶりのシリーズ最新作――「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」
本山由樹子の新作劇場:バグズと人類の戦い――「スターシップ・トゥルーパーズ トリロジーBOX」
本山由樹子の新作劇場:新聞記者たちの熱い闘い――「クライマーズ・ハイ」
本山由樹子の新作劇場:主観映像によるゾンビ系映画――「REC/レック」
本山由樹子の新作劇場:刑事アクションの快作――「ホットファズ−俺たちスーパーポリスメン!−」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR