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ジェイソン・ステイサム主演による人気アクションの続編「アドレナリン2 ハイ・ボルテージ」が1月27日にBlu-ray Disc化。特典は監督・脚本のマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーによるオーディオ・コメンタリー、製作の舞台裏“ガラス越しの乳房”、ギャグ連発集、NG映像集、予告編集のほか、ピクチャー・イン・ピクチャーで収める「BONUSVIEW」コンテンツを用意、BD-LIVEにも対応している。
毒を盛られてアドレナリンを出し続けないと死んでしまう体となった殺し屋のチェリオス(ステイサム)。前作のラストでヘリから落下し、地面に叩きつけられた彼の体を再び運び去る謎の男たち。3か月後に手術台で目覚めると、バッテリー付きのボロい人工心臓が埋め込まれていた。
中国人医師を倒し、そのまま脱走。友人のドク(ドワイト・ヨーカム)によれば、この人工心臓の内臓バッテリーは1時間しかもたず、こまめな充電が必要だという。チェリオスは自分の心臓を取り返そうと走り回るうちに、元恋人イヴ(エイミー・スマート)と再会するが……。
前作で掟破りのヒーロー絶命で終わったと思いきや、人工心臓で蘇らせる。そんなありえない設定からして、快作ではなく怪作を約束されたも同然。今回、アドレナリン放出に続き主人公に課せられたのは、人工心臓の充電。どうやって充電させるか?本作の面白さはその1点に集約されている。
胸が苦しくなったら、それが充電の合図。車のバッテリー、電線、スタンガンを浴び、電極をくわえてチャージ、摩擦で生まれる微電力も有効と知るや、近くにいた老婆にスリスリ、さらに前作に続き恋人との公衆面前セックスで摩擦運動も。生き残るために考えられる限りのネタを連ねる。
臨場感と疾走感ある映像にも注目。ともにカメラマン出身のマーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー監督の撮影方法は独特で、無茶な撮影で壊れることも想定し、量販店でも買えるビデオカメラで役者に接近、ときにはローラー・ブレードですべりながら撮影しているのだ。
ステイサムほかキャストがハイテンションかつ大真面目にやっているから拍手喝采(かっさい)。リアリティは完全無視、バカバカしいことも真剣にやれば、これだけの娯楽作を作れるんだから、ステキではないでしょうか。
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