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大画面で「撮る」「見る」快適さアップ、キヤノン「IXY 10S」

» 2010年02月09日 13時23分 公開
[ITmedia]
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 キヤノンは2月9日、コンパクトデジタルカメラ「IXY 10S」を2月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。

 タッチパネル液晶を搭載した「IXY DIGITAL 930 IS」の上位に位置づけられる、シリーズ最上位モデル。930 ISはタッチパネルとボタンを組み合わせた操作系を採用していたが、新製品では液晶サイズを3型から3.5型へと大型化し操作領域を拡大させ、タッチパネル操作を前面に押し出した。

photophoto 「IYX 10S」。カラーはシルバー、ブラック、ピンク、ゴールドの4色
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 タッチパネル操作については、指で被写体にふれるとAF/AEが行える「タッチフォーカス」機能のほか、メニュー/サムネイル操作、任意機能のジェスチャー呼び出しなどが行える。

 IXY DIGITAL 930 ISに比べ画面が大きくなったことでタッチ操作がより容易となったほか、液晶がより反射を抑えたタイプに変更されたことで画像の認識性も向上している。ボタンレイアウトの変更が可能となったことで、快適性も増した。加速度センサーの内蔵によって、再生時にカメラの側面を軽くたたくことで、画像を送る「アクティブ再生」も可能となっている。

photophoto 背面全域を占めるタッチパネル液晶。サイズは3.5型で、約46.1万画素と高精細だ
photophoto 露出補正もタッチパネル操作で行える(写真=左)、画面上に配置されるボタンの位置を変えることも可能だ(写真=右)

 撮影状況を自動判別して、最適なシーンモードを適用する「こだわりオート」は既存製品に引き続き搭載され、また、新たにシーン認識機能から得られた情報を元に、カメラが自動的にストロボ発光量/シャッタースピード/絞り/ISO感度を調整することで、自然な顔の明るさやマクロ時の照り返しなどを防げる「ぴったりフラッシュ」を搭載。フルオートでの使い勝手を向上させた。

 任意選択するシーンモードには、上下を意図的にぼかす「ジオラマ風」、中央部を膨らませる「魚眼風」「オートシャッター」が新たに用意された。ジオラマ風はピント合わせの位置も調整可能。オートシャッターは笑顔/ウィンク/顔の増加のそれぞれをトリガーとしての自動撮影が可能で、セルフタイマー撮影時などに威力を発揮する。また、Eye-Fi連動機能も用意されている。

photophoto 「ぴったりフラッシュ」適用(写真=左)、非適用(写真=右)

 レンズは930 ISと同様、手ブレ補正機能付き35ミリ換算24〜120ミリの光学5倍ズームレンズ。撮像素子は1/2.3型有効1450万画素CCDを搭載する。最大で1280×768ピクセル/30fps(H.264 .MOV形式)のハイビジョン動画撮影も可能だ。サイズは99.9(幅)×55.7(高さ)×22(奥行き)ミリ、約160グラム(バッテリー、メモリカード含む)。

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