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おもちゃショーで見つけた大人も楽しい玩具たち東京おもちゃショー2012(2/2 ページ)

» 2012年06月18日 20時07分 公開
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1987年にタイムスリップできる「チョロQ」

 1980年代に一世を風靡したプルバックミニカー「チョロQ」。30年以上の歴史を誇る、タカラトミーの定番ブランドとなっている。そのチョロQが発売された当時の小学生、つまり今では立派なお父さんたちをターゲットにした「チョロQ zero」というラインアップをご存じだろうか。

既存モデルのパッケージと新ラインアップ

 チョロQ zeroは、ある年を象徴するような車種をピックアップし、その当時の仕様でモデル化したもの。第1弾として昨年発売されたのは、1980年当時に話題になった日産「スカイライン」(R30)、日産「キャラバン」、トヨタの「ソアラ2000VRターボ」、ホンダ「シティR」という4車種。「実車の思い出と昔のチョロQに対するノスタルジーが二重によみがえるラインアップ」という。価格は1365円とやはり大人向けながら、当時の姿をかわいくデフォルメしたこだわりの仕様で人気を博している。

 その第2弾が夏に登場する。今回は1987年にフォーカスし、トヨタ「カローラレビンGTV」(AE86)、日産「グロリア グランツーリスモSV」、日産「フェアレディZ 300ZR」、三菱「デリカ スターワゴン 4WD」をそろえた。カラーリングはロットによって変わるのがチョロQ zero流で、例えばAE86はいわゆるパンダカラー(ホワイト・ブラックツートン)ではなく、走りに特化したGTVの白一色、さらに後期型に追加されたブラック・シルバーツートンも展示されていた。このあたりが、いかにも1987年風だ。

日産「フェアレディZ 300ZR」(左)。日産「グロリア グランツーリスモSV」(中)。三菱「デリカ スターワゴン 4WD」(右)

トヨタ「カローラレビンGTV」。よく見ると、フロントグリルやウィンカーもちゃんと後期型(3型)の仕様になっている

 「1987年というと、AE92が登場してレビン/トレノが代替わりするタイミング。でも、車には発表時に話題になるものと、生産終了時に話題になるものがあります。ハチロクは後者の典型でした」(企画担当者)。

 確かに、AE86も登場当初は、シャーシを先代から流用しつつ、デジタルメーターなどの豪華装備が設定されていたこともあって、“プアマンズソアラ”などと揶揄(やゆ)されたこともあった。しかし、後継車のAE92がFF(前輪駆動)になると分かるとAE86の人気は加熱する。

 それにしても、AE86のモデル化で白一色というパターンは最近珍しい。GTVには白の設定もあったのでチョロQになっても不思議はないが、某漫画作品の人気にあやかろうと、最近はパンダカラーが主流になっているからだ。今回のチョロQ zeroは、あくまで1987年のリアリティーを求め、あえて漫画の人気にのらないところに好感が持てる、と思ったら、「レビンなので、イツキ君の車だと思ってもらえれば……」と担当者。いやいや、それではAE85になってしまいます。

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