次に細部の拡大を見てみよう。
下部に比べて天井付近の明るさは十分だが、シェードの天頂付近の影が濃く出ている。
テーブル付近の明るさは白熱灯と遜色ない。トマトの赤やニンジンのオレンジが鮮やかでおいしそうに見える。
次は洋室で見比べてみよう。全体的に白熱灯よりも暗めで、天井や壁にうっすらと影が出てしまっている。色は落ち着いた雰囲気で、フローリングの茶色にも暖かみが感じられる。
シェードの部分を拡大すると、口金方向にも光が当たっていることがよく分かる。和室と違ってシンプルなシェードなので不自然な影はできていないが、真下から電球を直に見るとLEDモジュールの発光がかなりまぶしく感じた。
グローブがクリアということで使う場所は限られるが、発光部の輝きはまさしく白熱灯のフィラメントのようで、実に味わい深い。光色も落ち着いた色合いで、リビングのシャンデリアなどに取り付けるのには最適だと思う。従来製品よりも明るさが増し、光の広がりも十分で口金方向にも光が強く当たるので、白熱灯からリプレースしても満足できるだろう。
注意点は、今回の和室の例のように、紐の編み込みによるシェードなどを使う場合に、不自然な影が浮かび上がる可能性があること。従来、クリア電球を使って問題のなかった箇所ならば大丈夫だろうが、クリア電球を初めて使うような人は注意したほうがいいだろう。価格は少し高めだが、ほかにはない個性を持ったLED電球ということで要注目だ。
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