シード・プランニングは7月22日、「おそうじロボット」に関する調査結果を発表した。おそうじロボットの購入者400名、非購入者300名を対象にインターネット経由でアンケート調査を行った。これによると、購入者と非購入者でおそうじロボットに対するイメージに乖離(かいり)が見られたという。
掃除機市場に占める掃除ロボットの割合は約3%で、うち米iRobotの「ルンバ」が7〜8割を占める。2012年のメーカーシェアは、1位が「ルンバ」(73.6%)、次いでシャープの「ココロボ」(8.7%)、東芝の「スマーボ」(6.6%)など。おそうじロボット全体では、2018年に90万台に達すると予測している。
購入ユーザーにブランドや購入理由、満足度を尋ねたところ、購入理由のトップ3は「便利そう」(60.5%)、「掃除が楽になると思った」(50.8%)、「面白そうだから」(25.8%)。一方、購入後の満足度は「操作性」(81%)、「性能」(72%)、「吸引力」(67%)と、機能面の満足度は高いという結果が出た。
一方、非購入者が抱くおそうじロボットのイメージには「価格が高い」(63.0%)、「ちゃんと掃除してくれるか心配」(62.3%)、「電気掃除機に比べて吸引力が弱そう」(40.0%)など、性能や価格に対する不安が目立った。シード・プランニングでは、購入者の機能面に対する満足度は高いことから、おそうじロボットは、「実際に使用してみなければその商品力が分からない商品である」と指摘している。
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