ラジオを聴いていて「この歌の歌詞を知りたい!」と思ったことはないだろうか? 今回紹介するラジオアプリ「ドコデモFM」は、そのようなときに便利なアプリだ。同アプリに新しく追加された新機能「同期歌詞表示サービス」を使うことにより、放送中の歌詞をリアルタイムに確認できる。
TOKYO FMは以前から、全国のFM局の放送をどこのエリアからでも聴けるiPhone/Androidアプリ「ドコデモFM」を提供している。このアプリは、「全国FM放送協議会」(JAPAN FM NETWORK,JFN)に加盟する39の放送局の放送をリアルタイムに聴くことが可能だ。利用料金は30日間につきiPhone版が300円、Android版は315円(いずれも税込)で、ドコモの「スゴ得コンテンツ」会員は無料で利用可能。また、初回起動時より31日間は、お試し期間として無料で利用できる。
そして昨年12月24日から放送される楽曲に合わせて流れる歌詞(同期歌詞)を表示する「同期歌詞表示サービス」という新サービスの提供を開始した。これは株式会社シンクパワーが提供する歌詞データの表示機能「プチリリ」を追加することによって実現したものだ。なお、シンクパワーは100万件以上の歌詞データを持っているという。
また、シンクパワーが作成する歌詞データのほかに、ユーザーが作成・投稿した歌詞データも含まれている。ユーザーは、シンクパワーが運営する無料の歌詞投稿アプリ「プチリリメーカー」を利用することで、歌詞投稿が可能となる。
「ドコデモFM」で同期歌詞を見るには、「Now On Air」で現在放送中の楽曲の情報を確認し、CDのアイコンをタップすれば歌詞が表示される。古い洋楽や、リリース前の曲など、中には歌詞が表示されない歌もあったが、それを除けば快適だ。カラオケの練習などはもちろん、見ていると「この曲、こういう歌詞だったのか」という発見もあって面白い。ただ、放送中は曲が流れるにつれてカラオケのように歌詞の色が変わるのだが、けっこう位置がずれるのが気になった。この点については今後の改良を期待したい。
このほか、「ドコデモFM」には気になった曲名情報をワンタップでメモできるFavorites機能や、ラジオの予約聴取機能を搭載しているほか、バッファー時間を変更できる機能も搭載している。「標準」「短め」「最短」と3段階で切り替えが可能で、電波状態が良いときはこれを短く設定することにより、本放送との遅延が少なくなる。放送局の切り替えが遅かったり、なかなか曲名が表示されなかったりと、ストレスを感じることがあるが、FM放送局が好きな人には魅力的なアプリだと思う。まずはお試し期間を利用して、同期歌詞表示サービスの使い勝手を試してみてはかがだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR