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ヤマハ、DSD 5.6MHz再生にも対応したAVアンプのスタンダードモデル「RX-V479」「RX-V579」

» 2015年06月09日 21時19分 公開
[ITmedia]
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 ヤマハは6月9日、AVアンプの新製品として「RX-V479」および「RX-V579」の2機種を発表した。IEEE 802.11n対応のWi-FiやBluetoothを内蔵したほか、DSD 5.6MHz対応などハイレゾ再生も強化したスタンダードモデルだ。7月中旬に発売する予定で、価格は5.1ch対応の「RX-V479」が6万1000円、7.1chの「RX-V579」は7万2000円(いずれも税別)。

「RX-V479」(左)と「RX-V579」(右)

 5月に登場したエントリーモデル「RX-V379」に続き、Bluetoothを標準でサポート。RX-V379はA2DP接続時のコーデックがSBCのみだったが、今回の2機種はAACにも対応している。またBluetooth接続時もAVアンプ側から選曲や再生操作が行えるほか、HDMI出力時には曲名表示も可能になるなど利便性を向上させた。もちろんBluetooth接続時にも「ミュージックエンハンサー」は有効だ。圧縮音声で不足しがちな高音域と低音域を拡張し、音の明瞭感が改善するという。

「RX-V479」

「RX-V479」のリアパネル

 ハイレゾ再生は、最大192kHz/24bitのWAV/ FLAC/ AIFF、最大96kHz/24bitのALACをサポート。さらにDSDも5.6MHzまでUSB端子とネットワーク(DLNA)経由で再生できる。内蔵無線LANはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯のみ)で、Wireless directにも対応した。

 全チャンネルディスクリート構成のパワーアンプやヤマハオリジナルのネットワークモジュールなども2モデル共通。内蔵AM/FMチューナーは、新たにFM補完放送に対応している。このほか、スマートフォンやタブレットでAVアンプを操作できる「AV CONTROLLER」や設置時の配線、設定作業をサポートする「AV SETUP GUIDE」といったアプリを利用できるのも共通だ。

「RX-V579」

「RX-V579」のリアパネル

 一方、「RX-V579」だけの機能として、外部デジタル入力のジッターを軽減して信号精度を高めるロージッターPLL回路を採用したほか、電源系からのノイズ除去能力を約40%改善する新開発コンデンサー(ルビコンと共同開発)などのオリジナルパーツを投入している。また「シネマDSP」には、リスニング空間に仮想のプレゼンススピーカーを生成する「バーチャル・プレゼンススピーカー」機能に加えて、仮想のサラウンドバックスピーカーを生成する「バーチャル・サラウンドバックスピーカー」機能を新たに装備。通常の5.1chスピーカー構成で最大9.1ch相当の「シネマDSP<3Dモード>」再生が可能だ(RX-V479もバーチャル・プレゼンススピーカーは対応)。

 HDMI入力はどちらも6系統で、このうち1系統はHDCP2.2と4K/60p(YCbCr 4:2:0)に対応した。外形寸法と重量も共通で、435(幅)×161(高さ)×327(奥行き)ミリ、8.1キログラムとなっている。

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