　スポーツ専門テレビ局のジェイ・スポーツ（J SPORTS）は6月29日、独自の動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」を7月3日に開始すると発表した。試合映像のライブストリーミング配信や見逃し配信を中心に年間2000番組（4000時間以上）のコンテンツを用意。PCやスマートフォン、タブレットなどで視聴できる。

　好きなスポーツのジャンルを1つ選べる「ジャンルパック」、全ジャンル見放題の「総合パック」、番組ごとに視聴できる「イベント」の3種類を用意。ジャンルパックにはサッカーやラグビー、モータースポーツなど人気の4ジャンルを用意している。25歳以下なら「ジャンルパック」および「総合パック」の月額料金が半額になる「U25割」が利用できる。決済方法はクレジットカード、携帯キャリア決済、電子マネー（WebMoney）。


パック	月額料金（一般）	番組内容
サッカー	1800円	プレミアリーグ全380試合、ICC（インターナショナルチャンピオンズカップ）など
ラグビー	1800円	スーパーラグビー、ラグビーチャンピオンシップ、トップリーグ、ワールドカップ、高校、大学、日本代表など
サイクルロードレース	1800円	UCIワールドカップ、ブエルタ・ア・エスパーニャ、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスなど
モータースポーツ	1800円	SUPER GT、WRC、FIA世界耐久選手権（WEC）、スーパーフォーミュラ、スーパーバイクなど
総合	2400円	上記5ジャンルに加え、バスケットボール、フィギュアスケート、スキー、バドミントン、ダーツ、フラダンス、柔道、卓球、WWEなどの番組も視聴可能

　独自コンテンツとして、7月4日（土）から3週間にわたって開催される世界3大サイクルロードレースの1つ「ツール・ド・フランス2015」の全21ステージを完全生中継。さらにバイクカメラを含む6種類のアングルからユーザー自身が選んで視聴できるマルチアングル映像を日本独占配信するという。「選手により近い、臨場感あふれる映像が楽しめる」（同社）。

マルチアングル映像が楽しめる「ツール・ド・フランス2015」

　同じく7月4日から始まる世界最強のスポーツエンターテインメント「WWE」の日本公演「WWE LIVE」を国内独占ライブ配信。ほかにも野球日本代表「侍ジャパン第一次候補選手発表記者会見」の先行配信や、学生バスケットボールの昨年度インターハイ優勝校として注目の「福岡大附大濠高校」の密着映像、「第68回全九州高等学校バスケットボール競技大会」の決勝戦など話題のコンテンツを増やしていく方針だ。