アユートは12月2日、Astell&KernブランドのDAP(デジタルオーディオプレイヤー)新製品「AK320 128GB ガンメタル」を正式に発表した。ハイエンドモデルの「AK380」をベースにした「新しいスタンダードモデル」(同社)だ。直販価格は税込み24万8000円。12月18日に発売する予定だ。
基本デザインは「AK380」から継承しつつ、内蔵メモリを半分の128Gバイトとし、ボディーの素材をジュラルミンからアルミニウムに変更した。また操作性を考慮し、ボリュームノブは背面に少し突き出た配置に変わっている。背面は「AK120 II」と同じ“A”のロゴをパターン化した模様をあしらった。
一方、タッチパネル付きの4型液晶ディスプレイ(480×800ピクセル)やボディーの前/背面に使用されたゴリラガラスなどはAK380と共通。拡張性についてもAK380と同じアンプやクレードル、CDドライブが利用できる。
機能面では、「AK4490」のデュアルDACと2.5ミリ4極のバランス出力、VCXO(電圧制御水晶発振器)などを継承しながら、DSD再生用の「XMOS」チップを省略。DSD 256(11.2MHz)には対応せず、5.6MHz以下のDSDもPCM変換再生となった。PCM音源のネイティブ再生は最大192kHz/24bitで、384kHz/32bitまでは24bitにダウンコンバートして再生することになる。またUSB-DACモードでも最大96kHz/24bitとなった。
来日した韓国iriverのバイスプレジデント、James Lee氏は、両機種の音の違いについて、「AK380は男性的、AK320の方は若い男性もしくは女性的。ボディー素材の違いによる音質差、価格の違いもある。(ユーザーは)それぞれのオーディオスタイルに合った製品をチョイスしてほしい」と話した。
本体サイズは約79.8(幅)×約17.9(奥行き)×約112.4(高さ)ミリで、重量は約230グラム。microUSBケーブル、レザーケース、画面用保護シート、背面用保護シートなどが付属する。
なお、発表会ではAKシリーズのWi-Fi対応モデルから直接アクセスできるハイレゾ音源サイト「groovers」についても触れた。年内に配信楽曲を5万曲まで増やすほか、オランダのクラシック専門レーベル「CHANNEL CLASSICS」や米国「CHESKY RECORDS」など独占配信にも力を入れるとしている。
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