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AQUAが考える既存家電のイノベーション

» 2016年03月24日 18時39分 公開
[ITmedia]

 アクアは3月24日、「AQUA JAPAN “Brand Reborn” 商品説明会」を開催。既存製品を中心とした2016年の日本市場向け商品のラインアップを説明した。

AQUA冷蔵庫 AQUAの冷蔵庫
アクア日本代表執行役員の山口仁史氏 アクア日本代表執行役員の山口仁史氏

 同社は、冷蔵庫や洗濯機の他、スティッククリーナーや扇風機などの“小型家電”を中心とした製品を日本市場向けに投入してきた。

 アクア日本代表執行役員の山口仁史氏は、「AQUAの強みは“冷やす”と“洗う”。これまで通り冷蔵庫と洗濯機、業務用コインランドリーを主軸にラインアップを強化する」と話し、「今の家電は大容量化・多機能化する傾向にあるが、それに疑問を投げかけたい。高齢化や単身世帯の増加を受け、本当に消費者が求めている家電を開発していく。イノベーションを起こすには、まずは今を疑うことから始めなければいけない」と語った。


高齢化 高齢化や単身世帯の増加という社会背景
AQUA開発 AQUA製品の特徴

 アクア日本副代表執行役員の森田昌治氏によると、「日本市場における中型冷蔵庫は、4台に1台がAQUA製品だ」(同社調べ)という。「今後もこの強みを生かして中型モデルの強化を図る」と意気込みを語った。

 今後登場する新商品の1つとして、ステンレス扉の「AQR-S36E」を紹介。ガラストップの冷蔵庫がトレンドであることを受け、あえて高級感のあるステンレスを採用し、売り場での差別化を狙う。

ステンレス扉の「AQR-S36E」 ステンレス扉の「AQR-S36E」

 また、既に発売中の「AQR-271E」は、定格内容積272リットルながら、本体サイズ600(幅)×667(奥行き)×1419(高さ)ミリを実現。高齢者や車いすでも手が届く高さで、冷蔵庫の上にオーブンレンジなどを置ける利便性の高さが特徴だ。

 森田氏は、「今後も消費者たちのライフスタイル・ライフステージに合わせた製品を開発していきたい」と述べた。

「AQR-271E」 ユニバーサルデザインの「AQR-271E」

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