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ヘッドフォンに注力するローランド――「V-MODA」を傘下に収め、海外ブランド製品の輸入販売も開始

» 2016年08月09日 17時37分 公開
[ITmedia]
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 ローランドは8月9日、ダンスミュージックシーンで人気のヘッドフォンブランド「V-MODA」の株式70%を取得し、子会社化したと発表した。また新規事業として、海外ブランドのヘッドフォンやイヤフォンの輸入販売も開始する。

「V-MODA」の「Crossfade M-100」

 V-MODAは、人気DJのVal Kolton氏が2005年に設立したヘッドフォンメーカー。ハリウッドに本拠を置いているが、フラグシップモデルの「Crossfade M-100」などはイタリアのミラノでデザインしている。また本体色をはじめ、素材や色を選べる3D彫刻パーツによるカスタマイズに対応。音やデザインで世界中のDJやオーディオファンから支持され、欧州のDJ関連アワード「DJ Mag Tech Awards」のヘッドフォン部門を2年連続で受賞している(2013年、2014年)。

 「V-MODAをグループ企業に加えることで、ヘッドフォンメーカーとしての高い開発力、デザイン力、そして熱狂的なファンとのつながりをさまざまな分野に生かし、将来的には当社事業との相乗効果により、電子楽器の魅力をさらに高めていく」(同社)

 またローランドは、日本市場における新規事業として、海外で評価の高いヘッドフォンやイヤフォン、スピーカー、マイクなどの輸入販売を開始する。既に取り扱いが決定しているブランドは、英国Aston Microphones(アストン・マイクロフォンズ)、オーストラリアのAUDIOFLY、英国Munro Sonic。9月下旬以降、順次販売を開始する。

輸入販売を開始する3つのブランドと製品

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