第2回 プロセッサーは何が違う?――Android27機種:最新スマートフォン徹底比較(2012年夏モデル編)
2012年夏モデルのスマートフォンを比較する本コーナー。第2回では各製品に採用されているプロセッサーをまとめた。
スマートフォンの性能を判断する1つの指標になるのがプロセッサーだ。プロセッサーの性能は端末の処理能力や消費電力などに直結する。最近は2コアの「デュアルコアCPU」を搭載する製品も増えているが、夏モデルでは4コアである「クアッドコアCPU」を搭載した製品も登場した。処理能力や消費電力のテストは今後行うとして、今回はプロセッサーの違いを確認した。
今回取り上げている27機種中、8割強の22機種がQualcommのプロセッサー「Snapdragon」を採用している。特に目立つのが、ドコモのXi(LTE)対応スマートフォンを中心に搭載されている「MSM8960」だ。MSM8960はSnapdragonの第4世代となる「Snapdragon S4」ファミリーの1つで、LTEモデムを内蔵しているのが大きな特徴だ。2011年冬モデルのXiスマートフォンは、例えば「GALAXY S II LTE SC-03D」はアプリケーションプロセッサに第3世代Snapdragon(Snapdragon S3)の「APQ8060」を採用し、LTEモデムを内蔵するベースバンドチップは別途搭載していた。MSM8960は1チップでLTE通信もサポートするので、実装面積を減らせるほか、配線が減ることで消費電力の低減にも貢献する。
なお、「8960」の百の位の「9」はLTE対応を意味するが、ソフトバンクの「ARROWS A 101F」はLTE非対応ながらMSM8960を採用している。ソフトバンクのLTEサービスが開始したらLTE通信が可能になるのでは……と期待してしまうが、おそらくベースモデルの「REGZA Phone T-02D」が同チップを採用している名残だと思われる。「HTC J ISW13HT」や「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」が搭載する「MSM8660A」、「AQUOS PHONE Xx 106SH」が搭載する「MSM8260A」もSnapdragon S4に含まれる。百の位の「6」はCDMA、「2」はUMTS(日本ではW-CDMA)を示すので、au端末では「MSM86xx」、ドコモやソフトバンク端末では「MSM82xx」といった型番のプロセッサーが多い。MSM8660AとMSM8260Aの末尾にある「A」は、Snapdragon S3の「MSM8660」「MSM8260」と差別化するためのもの。
Snapdragon S3との違いは、LTEモデム以外ではCPUと製造プロセス(半導体の配線の幅)が挙げられる。CPUはS3の「Scorpion」からS4では「Krait」に変更され、製造プロセスはS3の45ナノメートルからS4では28ナノメートルへと微細化している。これにより、Qualcommはチップの小型化や低消費電力化、熱処理のパフォーマンス向上が図れるとしている。ただしS3と比べた具体的な性能差(数値)は公表していない。
Snapdragon S4は「Play」「Plus」「Pro」「Prime」という4つのシリーズに分けられ、ここまで挙げたMSM8960などの製品はいずれもPlusに含まれる。「Pro」「Prime」はCPU(Krait)や製造プロセスはPlusと同じだが、GPU性能がさらに高く、最大1.7GHzのクアッドコアをサポートする。
LTEモデムを内蔵し、28ナノメートルの製造プロセスを実現した数少ないチップであるためか、Snapdragon S4はメーカーからの引き合いが増えているという。現在は「需要に供給が追いついていない」(クアルコム ジャパン)とのことで、世界的にS4のチップが不足している状況だ。夏モデルの発売がほぼ6月下旬以降と例年に比べて遅いのは、チップの供給不足が少なからず影響しているのかもしれない。KDDIとソフトバンクモバイルもLTEサービスを今秋以降に開始する予定なので、Qualcomm製チップへの需要はさらに高まりそうだ。
ちなみに、日本ではMSM8960を搭載する「GALAXY S III SC-06D」は、海外の3G版ではSamsung電子製のクアッドコアCPUを搭載した「Exynos 4 Quad」を採用。韓国版ではこのクアッドコアCPUに加えてLTEモデムも1チップに内蔵した“特注品”ともいえる仕様となっている。
今回取り上げた中でシングルコアCPUを備えている機種は、いずれも第2世代Snapdragon(Snapdragon S2)の「MSM8655」か「MSM8255」を搭載している。「Optimus Vu L-06D」はこの中では唯一、LTEモデムのないSnapdragon S3「APQ8060」を搭載している。
シリーズ | 製品名 | 採用機種 |
---|---|---|
Snapdragon S2 | MSM8655 | URBANO PROGRESSO、AQUOS PHONE SL IS15SH、AQUOS PHONE CL IS17SH |
MSM8255 | F-09D ANTEPRIMA、ARROWS Me F-11D、らくらくスマートフォン F-12D、AQUOS PHONE st SH-07D、PANTONE 5 107SH | |
Snapdragon S3 | APQ8060 | Optimus Vu L-06D |
Snapdragon S4 | MSM8960 | Optimus it L-05D、MEDIAS X N-07D、ELUGA power P-07D、GALAXY S III SC-06D、AQUOS PHONE ZETA SH-09D、AQUOS PHONE sv SH-10D、Xperia GX SO-04D、Xperia SX SO-05D、REGZA Phone T-02D、ARROWS A 101F |
MSM8660A | HTC J ISW13HT、AQUOS PHONE SERIE ISW16SH | |
MSM8260A | AQUOS PHONE Xx 106SH |
「ARROWS X F-10D」と「ARROWS Z ISW13F」に採用されている、NVIDIAの「Tegra 3 AP33」にも注目したい。CPUが4コアのクアッドコアであることに加え、第5のコアである「コンパニオンコア」も装備している。コンパニオンコアは同期やスタンバイなど比較的負荷の少ないシーンで動作し、その間は他の4コアが停止するので、消費電力を抑えられる。液晶のバックライト輝度を落としながら明るさを補正する「PRISM Display Technology」、タッチパネルの消費電力を抑えつつタッチレスポンスを高める「DirectTouch」技術も特徴だ。ただしTegra 3は通信モデムは内蔵しておらず、ARROWS X/Zともに別途ベースバンドチップを搭載している。1チップのSnapdragon S4と比べ、消費電力にどこまで影響を及ぼすかは気になるところだ。Tegra 3の製造プロセスは40ナノメートル。
このほか、「DIGNO DUAL WX04K」はルネサス エレクトロニクスの「R-mobile APE5R」、「ELUGA V P-06D」と「GS03」はTexas Instruments製の「OMAP4460」を採用している。
NTTドコモ | ||||
---|---|---|---|---|
メーカー | 製品 | クロック周波数 | CPUコア数 | |
F-09D ANTEPRIMA | Qualcomm | Snapdragon MSM8255 | 1.4GHz | シングル |
ARROWS X F-10D | NVIDIA | Tegra 3 AP33 | 1.5GHz | クアッド |
ARROWS Me F-11D | Qualcomm | Snapdragon MSM8255 | 1.0GHz | シングル |
らくらくスマートフォン F-12D | Qualcomm | Snapdragon MSM8255 | 1.4GHz | シングル |
Optimus it L-05D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
Optimus Vu L-06D | Qualcomm | Snapdragon APQ8060 | 1.5GHz | デュアル |
MEDIAS x N-07D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
ELUGA V P-06D | Texas Instruments | OMAP4460 | 1.5GHz | デュアル |
ELUGA power P-07D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
GALAXY S III SC-06D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
AQUOS PHONE st SH-07D | Qualcomm | Snapdragon MSM8255 | 1.0GHz | シングル |
AQUOS PHONE ZETA SH-09D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
AQUOS PHONE sv SH-10D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
Xperia GX SO-04D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
Xperia SX SO-05D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
REGZA Phone T-02D | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
au | ||||
メーカー | 製品 | クロック周波数 | CPUコア数 | |
ARROWS Z ISW13F | NVIDIA | Tegra 3 AP33 | 1.5GHz | クアッド |
HTC J ISW13HT | Qualcomm | Snapdragon MSM8660A | 1.5GHz | デュアル |
URBANO PROGRESSO | Qualcomm | Snapdragon MSM8655 | 1.4GHz | シングル |
AQUOS PHONE SL IS15SH | Qualcomm | Snapdragon MSM8655 | 1.4GHz | シングル |
AQUOS PHONE SERIE ISW16SH | Qualcomm | Snapdragon MSM8660A | 1.5GHz | デュアル |
AQUOS PHONE CL IS17SH | Qualcomm | Snapdragon MSM8655 | 1.4GHz | シングル |
ソフトバンク | ||||
メーカー | 製品 | クロック周波数 | CPUコア数 | |
ARROWS A 101F | Qualcomm | Snapdragon MSM8960 | 1.5GHz | デュアル |
PANTONE 5 107SH | Qualcomm | Snapdragon MSM8255 | 1.4GHz | シングル |
AQUOS PHONE Xx 106SH | Qualcomm | Snapdragon MSM8260A | 1.5GHz | デュアル |
ウィルコム | ||||
メーカー | 製品 | クロック周波数 | CPUコア数 | |
DIGNO DUAL WX04K | ルネサス エレクトロニクス | R-mobile APE5R | 1.2GHz | デュアル |
イー・モバイル | ||||
メーカー | 製品 | クロック周波数 | CPUコア数 | |
GS03 | Texas Instruments | OMAP4460 | 1.5GHz | デュアル |
関連キーワード
NTTドコモ 2012年夏モデル | Snapdragon | QUALCOMM(クアルコム) | CPU | LTE(Long Term Evolution) | ソフトバンクモバイル 2012年夏モデル | 消費電力 | ARROWS A 101F | AQUOS PHONE Xx 106SH | HTC J ISW13HT | AQUOS PHONE SERIE ISW16SH | Optimus Vu L-06D | GALAXY S III SC-06D | Tegra 3 | クアッドコア | ベースバンドチップ | ARROWS Me F-11D | らくらくスマートフォン F-12D | AQUOS PHONE SL IS15SH | AQUOS PHONE CL IS17SH | Optimus it L-05D | MEDIAS X N-07D | ELUGA V P-06D | ELUGA power P-07D | AQUOS PHONE st SH-07D | AQUOS PHONE ZETA SH-09D | AQUOS PHONE sv SH-10D | Xperia GX SO-04D | DIGNO DUAL WX04K | REGZA Phone T-02D | Texas Instruments | PANTONE 5 107SH | 28nmプロセス | F-09D ANTEPRIMA | ARROWS X F-10D | ARROWS Z ISW13F | ルネサス エレクトロニクス | GALAXY S II LTE SC-03D | URBANO PROGRESSO | Xi(クロッシィ) | 45nmプロセス | アプリケーションプロセッサ | チップセット | GPU | Samsung | 最新スマートフォン徹底比較 | UMTS | W-CDMA
関連記事
- 「最新スマートフォン徹底比較」バックナンバー:
最新スマートフォン徹底比較(2012年夏モデル編):第1回 小型で軽い機種は?――Android夏モデル27機種のサイズと重さを比較
いよいよ出そろった2012年夏モデル。本コーナーでは、各キャリアから発表されたスマートフォンの新機種を横並びで比較していく。第1回はサイズと重さに焦点を当てた。COMPUTEX TAIPEI 2012:Snapdragon S4で活用領域を拡大するQualcomm――Windows RTでのデモも公開
Qualcommが、台湾で開催されているCOMPUTEX TAIPEI 2011で、モバイルコンピューティング戦略の説明会を開催した。同社の主力製品「Snapdragon S4」の話題を中心に、Windows RTのデモなども披露した。速さじゃなく“体験”を重視:Tegra 3が実現する「最高の性能と最小の消費電力」――NVIDIA ザン氏が説明
「世界初の4-PLUS-1クアッドコア」とうたわれているNVIDIAの「Tegra 3」。スマートフォンにクアッドコアが必要なのか? 気になる消費電力はどう抑えるのか――。NVIDIA Japanのスティーブン・ザン氏が詳細を説明した。最新スマートフォン徹底比較(2011年度冬春モデル編):第1回 基本スペックが充実/持ちやすいスマートフォンは?――36機種を横並び比較
2011年から新モデルの主役は従来のケータイからスマートフォンに替わり、それに伴ってスマートフォンの機種数も急増した。本コーナーでは2011年10月から発売、または発売予定の36機種を横並びで比較していくので、購入の参考になれば幸いだ。withシリーズ:ANTEPRIMAコラボの“女子力アップ”スマホ――「F-09D ANTEPRIMA」
ファッションブランド「ANTEPRIMA」とのコラボ端末「F-09D」は、端末の端々に花のモチーフをあしらった女子向けスマホ。タッチペンが付属し、写真の装飾も自由自在だ。写真で解説する「ARROWS X F-10D」
4.6インチの大型ディスプレイや、国内のスマートフォンでは数少ないクアッドコアCPUを搭載した「ARROWS X F-10D」。スペックが向上したことはもちろん、指紋センサーやプライバシーモードを新たに採用するなど、使い勝手も向上している。月2980円の専用パケット定額プランを用意:写真で解説する「らくらくスマートフォン F-12D」
ドコモの「らくらくスマートフォン F-12D」は、らくらくホンシリーズで初めて全面タッチパネルを採用したAndroidスマートフォン。大きなアイコンを採用したシンプルなメニューが採用され、ボタンを押した際の感覚も再現している。Xi&NOTTV対応のwithシリーズ:写真で解説する「MEDIAS X N-07D」
NECカシオの「MEDIAS X N-07D」は、防水仕様の薄型ボディにおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信など、日常的に使える機能を詰め込んだ、いわゆる“全部入りスマホ”。デュアルコアCPU搭載で、NOTTVをはじめ動画サイトなどの視聴もサクサクできるモデルとなっている。パナソニックらしさが目立つ高機能モデル:写真で解説する「ELUGA V P-06D」
LUMIX Phoneに変わり、日本でも展開されるパナソニック モバイルのスマホブランド「ELUGA」。ドコモの夏モデルでは3機種のELUGA端末が登場したが、ワンセグと赤外線、おサイフのすべてに対応しているのが「ELUGA V P-06D」だ。写真で解説する「ELUGA power P-07D」
5インチの大画面ディスプレイを採用しながら、軽く、薄く、持ちやすい――ドコモの「ELUGA power P-07D」は、ムダのないシンプルなボディに高機能を詰め込んだNEXTシリーズのスマートフォンだ。写真と動画で解説する「GALAXY S III SC-06D」
これまでのGALAXY Sシリーズは、どちらかというと「スペック推し」の印象が強かったが、GALAXY S IIIはスペックを向上させたのはもちろん、ユーザーの使い勝手に配慮した機能も充実させ、バランスの取れた1台に仕上がっている。新機軸のAQUOS PHONE:写真で解説する「AQUOS PHONE st SH-07D」
NTTドコモ夏モデルのシャープ製端末「AQUOS PHONE st SH-07D」は、音楽を身に付けるというライフスタイルにぴったりなwithシリーズらしい個性的なスマートフォンだ。写真で解説する「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」
「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」は、ドコモのLTEサービス「Xi」に対応し、省電力に優れた新開発の「Super CG Silicon液晶」を採用した防水・防塵モデル。モバキャスを除くすべての機能やサービスに対応したといっても過言ではない多機能モデルだ。NEXTシリーズ:ポリゴンシェルデザインのボディに多彩な機能を装備――「AQUOS PHONE sv SH-10D」
Xiや1.5GHz動作のデュアルコアCPU、NOTTVなど先進の機能を詰め込んだシャープの「AQUOS PHONE sv SH-10D」は、映像やさまざまなコンテンツを楽しむための多彩な機能が特徴だ。Xperia NX/arcと見比べてみた:写真で解説する「Xperia GX SO-04D」(外観編)
LTE対応、アーク形状、Android 4.0などが特徴の「Xperia GX SO-04D」。2月に発売された「Xperia NX SO-02D」からデザインが大きく変わっているが、持ち心地はどうか。外観の特徴とあわせて見ていこう。UIとメディア系アプリが進化:写真と動画で解説する「Xperia GX SO-04D」(ソフトウェア編)
Android 4.0にバージョンアップした「Xperia GX SO-04D」のUIは、Xperia NX/acro HDをベースにしながら改良されている。写真/音楽/動画のメディア系アプリにも独自の機能拡張が施されている。小さいけど全部入りなんです:写真で解説する「Xperia SX SO-05D」
ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia SX SO-05D」は小型・軽量ボディにLTE通信機能だけでなく日本市場向けの“三種の神器”まで搭載している。同時発表された「Xperia GX SO-04D」より盛りだくさんかもしれない本機に迫る。今夏は“鮮やかさ”で勝負です:写真で解説する「REGZA Phone T-02D」
ドコモ向け“REGZA Phone”の第3弾となる富士通製の「REGZA Phone T-02D」。前モデルのwithシリーズからNEXTシリーズに“移籍”して、映像美を極めたハイスペックスマートフォンとして登場する。プライバシーモードも搭載:写真で解説する「ARROWS Z ISW13F」
「ARROWS Z ISW13F」は、クアッドコアプロセッサを搭載した富士通製のau向けハイエンドスマートフォン。処理能力の高さもさることながら、さまざまなセンサーを駆使したユーザー支援機能の数々も特徴的だ。写真と動画で解説する「HTC J ISW13HT」
HTCが開発したau向けスマートフォン「HTC J ISW13HT」は、デザイン、機能、ソフトウェアなどさまざまな面で日本向けのカスタマイズが施されている。どんなところに注力して開発されたのか。主な見どころをリポートしよう。世界初、タッチパネルがスピーカー:写真で解説する「URBANO PROGRESSO」
使いやすさとスタイリッシュなデザインを兼ね備えた「URBANO」シリーズが、初めてスマートフォンとして登場。ディスプレイが振動して音声を伝えるレシーバーをスマホとして世界で初めて採用したほか、フィーチャーフォンやDIGNOで好評な機能も搭載した。より“ケータイ”に近づいた防水スライドスマホ――「AQUOS PHONE SL IS15SH」
シャープの「AQUOS PHONE SL IS15SH」は、スライドボディにダイヤルキーを搭載した“ケータイ”感覚で操作できるAndroidスマートフォン。もちろん、ワンセグ、おサイフ、赤外線を搭載し、ボディは防水対応だ。AQUOS PHONE ZETA/Xxとの違いは?:写真で解説する「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」
au向けのハイスペックなAQUOS PHONEとして登場したシャープの「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」。FeliCa/NFCをダブルで搭載してWiMAXにも対応。4.6インチのHD CGSilicon液晶や12メガピクセルカメラを備えるほか、UIも大きく変更されている。2.1インチメモリ液晶搭載の薄型スマホ――「AQUOS PHONE CL IS17SH」
auのAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE CL IS17SH」は、メモリ液晶を使った“メイン&サブ”のコンビネーションディスプレイや、8.9ミリの薄型ボディなどが特徴だ。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線機能も搭載し、ケータイから乗り換えやすいモデルとなっている。ドコモ/au版ARROWSとの違いは?:写真と動画で解説する「ARROWS A 101F」
ソフトバンクでは初めての参入となる富士通が開発したスマートフォンが「ARROWS A 101F」だ。下り最大42MbpsのULTRA SPEEDに対応し、かゆいところに手の届く富士通らしい機能も充実させ、使い勝手とスペックが両立している。スマホ初のPANTONE、防水・防塵対応で放射線測定機能も――「PANTONE 5 107SH」
カラフルなPANTONEケータイがスマホになって登場。幅58ミリのコンパクトなボディに放射線測定機能を装備し、気になる場所ですぐ測定できる。写真で解説する「AQUOS PHONE Xx 106SH」
ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 106SH」は、透過率が高く消費電力を抑えられる「S-CGSilicon液晶」を採用し、下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」に対応。ドコモの「AQUOS PHONE ZETA」とほぼ同等の機能を搭載したハイスペックモデルだ。スマホで“だれ定”:写真で解説する「DIGNO DUAL WX04K」
京セラ製の「DIGNO DUAL WX04K」は、ウィルコム初のAndroidスマートフォン。PHSによる「だれとでも定額」に加え、ソフトバンクの3G網を使った高速なパケット通信と音声通話も利用できる。写真と動画で解説する「GS03」
イー・アクセスの夏モデルでは、現時点で唯一のスマートフォンであるHuawei製の「GS03」。Android 4.0、デュアルコアCPU、HSPA+、QHDサイズの4.3インチ有機ELなど、必要十分なスペックを有する。外観、ソフトウェア、操作感を見ていこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.