コンパクトQVGA機〜「A1402S」徹底攻略(2/2 ページ)

» 2004年02月20日 01時00分 公開
[斎藤健二,ITmedia]
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 アドレス帳の中身──各ユーザーの表示は「基本」と「詳細」のタブに分かれた。カシオ「A5403CA」や日立の「W11H」と似ている。

画面中央のように、写真付きのアドレス帳表示もできる。電話着信時、ここに設定した画像がサブ液晶に表示される。赤外線通信でアドレス帳データを送受信するときは、A1402S同士だが設定した画像データを含めてやり取りできる。ただし、アドレス帳への画像の設定はかなり面倒だ。1)データフォルダからはアドレス帳に画像が登録できない 2)アドレス帳の編集画面からはカメラが起動できない 3)画像を選択するときにサムネイル表示が行えない といった問題がある

シンプルなカメラ機能

 A1402Sでは、カメラは“付いている”ことを評価すべきだろう。試作機ということもあり画質には触れないが、34万画素CMOSカメラは機能面でもとりわけ優れているわけではない。

 ただし、メガピクセル端末の多くが非常にレスポンスが悪いのに対し、A1402Sのカメラはさっと起動してさっと撮影、保存も素早い。操作もシンプルで分かりやすく使い勝手はいい。

凝っているな……とびっくりしたのが、中央の「撮影補助線表示(ガイドライン)」。水平や垂直のラインを合わせたり、構図を確認したりできるものだ

 静止画/動画の撮影サイズは下記の通り。起動中に[マナー]キーを押すとサッと切り替わる。ちなみに[*]キーでホワイトバランスの設定を3種類から切り替えられる。ライトの点灯は[メモ]ボタン。白色LED4灯を使ったもので、かなり明るい。これはメガピクセル端末などと比べても、最高クラスといっていい。

名称 サイズ 種類 デジタルズーム
ケータイサイズ 120×160 静止画 最大4倍
壁紙サイズ 240×320 静止画 最大2倍
VGA 640×480 静止画(横位置) 不可
S 96×80 動画、Eメール添付は15秒まで 最大6倍
M 128×96 動画、Eメール添付は15秒まで 最大5倍

 ちなみに、A1402Sのデータフォルダは約8Mバイト。VGA画像でも60Kバイト程度だから、100枚以上保存できる。BREW用のデータは別途2Mバイトあるので、外部メモリを備えないといっても、それほどメモリ容量を気にする必要はないだろう。

データフォルダの静止画表示は3パターン。右ソフトキーの「切替」でサクサク変更できる。画像に対するメニューとしては、「ケータイサイズ変換」が用意されている(右)。VGAやQVGAの画像を、120×160ピクセルに変換する機能だ

最後に少々、小技なところを

 A1402Sのボディはやはり凝っている。ストラップホールはヒンジ部ではなく本体下部。つまり首から下げた場合、そのまま開いて使えるようになっている。不在着信や未読メールがあると、LEDが光って教えてくれるが、液晶の先端も光るため、上から覗き込んで確認できる。

 壁紙にカレンダーを重ね合わせることができるが(2003年3月の記事参照)、そのカレンダーが3種類用意されていることもコダワリだ。週の始まりが月曜なのか、日曜なのかも選択できる。しかし、祝日が登録されていないのはマイナスポイント。

 時計では、待受画面に秒が常に表示させられるのも面白い(2003年5月の記事参照)。背面ディスプレイでも秒を表示させることができるので、簡易ストップウォッチやタイマーとしても使える。

 ちなみに、プリインストールされているBREWアプリは、テレビリモコンだけではない。ストップウォッチからタイマー、世界時計まで備えた「デザイン時計」というアプリを搭載している。待受BREWアプリの設定も可能だ。アラーム機能は5つ設定可能。スヌーズやアラーム音、音量も設定できる。

壁紙とカレンダーを重ね合わせて表示できる。ピクト行(上部の電池・アンテナマーク表示や下部のソフトキーガイド)の専用領域を設けず、QVGAいっぱいに壁紙を表示できる。ソフトキーガイドを表示しない設定にすることもでき、待受画面表示に対するコダワリがうかがえる

 着信時に、「電話ください」「移動中です」「会議中です」「授業中です」といったメッセージで返信できるクイックメッセージ機能も従来から引き継がれた機能。着信中に[クリア]ボタンを押すと選択画面が現れ、状況に応じたメッセージを流せる。

 端末全体としては、“機能よりも使い勝手”を重視した印象が非常に強い。ボディはコンパクトながら重量バランスが良く持っていて疲れないし、A5404Sで小振りになったジョグダイヤルの使い勝手もかなり改善されている。ダイヤルキーも十分なピッチとストロークが取ってあり、最近の端末の中でも特に押しやすい。

 ダイヤルキー周りで唯一、難点を感じたのは「EZボタン」の位置だ。ソフトキーとして各種設定の「登録」など重要な動作が割り当てられていることが多い「EZボタン」だが、電源ボタンのすぐ上に配置されているため、誤って電源を押してしまうことが何度もあった。

 またQVGA液晶は視野角も広めで輝度も高く、単に大きなだけでなくクオリティが高い。ただし、最大輝度からいきなり消灯してしまう(反射モードになってしまう)のだけはいただけない。1分ほど微灯でバックライトが点灯してから消えてほしかった。

 そうした部分を除けば、A1402Sは“コンパクトかつ大画面液晶”というユーザーが本当に望んでいる機能だけを凝縮した端末だ。本来の使い勝手の良さも合わせて、女性だけでなく“小さくて画面が見やすい携帯がほしい”という人にもお勧めできる。

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