機敏な動作、撮った後も快適な「P900i」(2/2 ページ)

» 2004年03月03日 13時06分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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テキパキした動作が魅力の操作性

 円形の方向キー、その他のキー配置はいかにも「P端末」らしい。ただし最近のPDCのP端末と比べると、メールキーの上下位置が入れ替わり、メニュー、iモード、クリアキーが独立した。基本的には前モデルのP2102Vと同じで、他の端末により近い操作性になったともいえるが、PDCのP端末を利用している人が移行する場合は多少の慣れが必要になるだろう(2月17日の記事参照)。

 P505iSと比較するとキーが3つ増えているが、レイアウトはいかにもP端末。ただし方向キーの周囲にある4つのキーはまったく異なる機能配置。クリアキーが右上なのもP端末の伝統だが、P900iは最上端ではなく中途半端な印象も受ける

 操作性の変更はソフトウェアにも及んでいる。これは製造元であるパナソニック モバイルコミュニケーションズとNECがFOMAについて共同開発体制を敷いており、ソフトウェアの基本部分はNEC主導で開発されているためだ。そしてこれがキーレイアウト変更の要因にもなっている。メインメニューのレイアウトはN900iとまったく同じで、P2102Vとも共通だ。

 左がP900i、右がP505iSのメインメニュー画面。全くといっていいほどレイアウトは異なる。ちなみにP2102VやN900iとP900iは全く同じレイアウト

 もっとも操作感は悪くない。キー操作に対するレスポンスが非常に良く、何かのアクションにワンテンポ待たされることがほとんどない。画面も瞬時に切り替わる。これはF900iやN900iよりも好印象で、どちらかといえば最近のPDCのP端末に近い。画像の表示、サムネイル表示なども高速で、操作時のストレスを感じさせない。

メガピクセルで撮りっぱなしOK、オートフォーカスも魅力

 カメラユニットは、ハイエンド機では標準になりつつあるメガピクセル。P900iには128万画素CCDが搭載された。魅力はオートフォーカス機構の採用によるシャープな画質だろう。またシャッター専用のボタンが準備され、半押しでのオートフォーカスが非常に行いやすいのもポイントだ。軽く触れる程度でオートフォーカスが動作し、ぐっと押し込むと撮影を行える。

 撮影画面には中央にオートフォーカスエリアが表示され、ピントが合うと緑に、ピント合わせに失敗した場合は赤に変化する。オートフォーカスは2秒後に解除され、フォーカスロックを持たない点はちょっと残念

 FOMAではメールで送信できるのは本文と添付ファイル合わせて100Kバイトとなるが、撮影時の画像サイズ、品質に関わらず、メール添付時に640×480ピクセルで100Kバイト以下に再圧縮したり(メールサイズ大)、FOMAやPDCに送信できるようにサイズ変更したり(メールサイズ小)することも可能。miniSDカードに保存した画像もそのままEメール添付できるので、とにかくメガピクセル(1280×960ピクセル)でminiSDカードに保存する設定にして撮りっぱなしにしても、Eメール送信できないという不便は起こらない。

 画像一覧から、もしくは撮影直後なら画像サイズ、品質、ファイルサイズに関わらずメール添付が可能。miniSDカードからも直接メール添付が行えるなど自由度が高い

 1280×960/640×480ピクセルでの撮影時には、100Kバイト以下、352×288ピクセル以下では9Kバイト以下にファイルサイズを制限することで、メール添付時の再圧縮を避け、最適な画質でiショット送信することもできる。この方法なら1280×960ピクセルでのEメール添付も可能だ。

 撮影時にメール添付用にファイルサイズを制限できる

 左が1280×960ドットでもっとも高画質なスーパーファイン、右がメール添付用にファイルサイズが制限されたもの。さすがに右は拡大するとディテールが潰れているのが分かるが、破綻はしていない

 撮影直後のEメール送信も便利だ。画像サイズ、品質に関わらず、その場でサイズ変更や再圧縮を指定してEメール添付できる。Eメール添付される画像とは別に撮影時に設定された画像サイズ、品質の画像もちゃんと保存される。常に1280×960ピクセルでiショット送信したい場合には、撮影時にファイルサイズを制限しておく必要があるが、そうでなければEメール送信するからといって画像サイズや品質を気にする必用はない。

機敏な動作が大きな魅力

 P900iはデザインやカメラに注目が集まりがちだが、キビキビとした操作性も大きな魅力。F900i、N900iと比べて操作に対するレスポンスが良いのは間違いなく、使っていて気持ちがいい。この点は最近のPDCのP端末のよさをそのまま引き継いでいるといえるだろう。

 またP端末といえば、操作性にクセがある印象が強かったが、NECとの共同開発ということもあり、それが一般的なものにもなっている。評価が分かれるところだろうが、少なくともPのPDC端末ユーザー以外が乗り換えてもそれほど違和感は感じないはずだ。

 これは逆にPDCのP端末ユーザーが「Pだから」と乗り換えると不満に思う可能性も大きくなったということだ。「P独特の操作性が好み」いう人は注意が必要な部分だ。

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