ニュース
» 2004年07月14日 11時29分 公開

KDDI、日立および東芝と燃料電池搭載の携帯開発に着手

メタノールを燃料として発電し、充電のいらない電池──燃料電池を使った携帯電話の開発にKDDIが着手した。2005年度末までに携帯電話内蔵タイプの試作品を開発する。

[斎藤健二,ITmedia]

 KDDIは日立および東芝と燃料電池を使った携帯電話機の開発に着手した。2004年度中に外部充電器タイプの試作品、2005年度末までに携帯電話内蔵タイプの試作品を完成する予定。

 「今後のトレンドとして地上デジタルテレビが携帯に乗ってくることを考えると、燃料電池が至上命題」(KDDI)であることから、次世代電池として開発を進める。

 開発メーカーの1社である日立は「KDDIから燃料電池の仕様が出てきた段階で開発」としており、現状はイメージ段階。燃料電池普及を阻む法規制の1つ、メタノールの航空機内持ち込みが解除される見通しの2007年に向けて、開発を行う。

 現在のところ、具体的な仕様は固まっておらず、現行のリチウムイオンバッテリーを置き換えるのか、端末内で併用していくのかも未定。コストは2倍程度、電池容量は2倍程度を目標とする。

 日立と東芝は燃料電池開発メーカーであると共に、KDDI向けのau端末供給メーカー。東芝はこれまでポンプやファンを使用して燃料のメタノールを希釈するアクティブ型の燃料電池を開発してきたが、それに加え濃度99.5%のメタノールを希釈なしで使うパッシブ型の超小型燃料電池の開発も行っている(6月24日の記事参照)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう