文字入力機能の詳細は以下の通り。
機能 | 概要 |
---|---|
小文字変換ボタン | [*]ボタン |
逆トグル | [#]ボタン |
絵文字・記号ボタン | 右上ソフトキー |
絵文字・記号学習 | ○(連続入力可) |
辞書ダウンロード | ○(オリジナルDL辞書作成可) |
予測変換 | ○(POBox) |
予測候補一覧表示 | ○ |
予測辞書搭載 | ○ |
つながり予測 | ○ |
カナ英数変換 | 英数カナボタン搭載 |
次はカメラの操作性を見ていく。
カメラ起動は分かりやすいとはいえない。カメラをさっと起動できるボタンを持たず、側面のカメラボタンを長押しするか、メインメニューからカメラを起動する必要がある。カメラ起動の速度は高速だ。2秒程度で撮影可能となる。
撮影後の保存も高速だ。130万画素をフルに使ったSXGAサイズ/ファインのモードで外部メモリに保存しても、撮影から5秒程度で保存が完了する。撮影直後とメモリ保存完了後に、確認のダイアログが出るのは少々うるさい。
ズームはジョグダイヤルを回転させて行う。実際には12段階程度だが画面はリニアに拡大縮小し、リニアズームに近い感覚だ。最大解像度のSXGAでも、画面は荒くなりつつもズームできるのは便利。ただしVGA/SXGAサイズの際に、ズームのバーの位置とジョグの回転方向が逆になってしまうのには少々とまどった。
頻繁に使う設定は各キーに割り当てられており、ボタン1つで切り替えられる。左上ソフトキーには画面解像度、右上ソフトキーにはシーン選択、マナーキーにはガイダンス表示の有無、メモキーにはLEDライトの点灯が割り当てられている。左右キーは明るさ調整が可能だ。それぞれのキーのレスポンスがよく、特に解像度変更も瞬時に行われるのには好感が持てる。
撮影後、右ソフトキーを押すとEメール添付が行える。SXGAサイズで撮影した場合も自動的にリサイズが行われ、VGAサイズでWIN端末でなくとも受信できる100Kバイト以下に変換される。ただしSXGAサイズで画像を送信したい場合は、あらかじめ撮影クオリティを「メールモード」に設定しておかなくてはならないのには注意が必要だ。
撮影した画像のサイズ変更は容易だ。元よりも小さな画像サイズにリサイズでき、メモリースティック内の画像も操作は同じ。データフォルダ内から「Eメール添付」を選んだ場合、SXGAサイズの場合は自動的にリサイズのメニューが現れる。メモリースティック内の画像を添付しようとした場合、自動的に本体にコピーされて処理される。画像のメール送信については、理想的ともいえる環境が整っている。
画像のトリミングについては「拡大切り出し」という操作が可能。多段階のズームと回転操作を行いながら画像を表示し切り出せる。SVGAサイズの場合はVGAに、VGAはQVGAサイズに切り出される。
撮影した画像の拡大再生はどうか。
撮影サイズ | 保存場所 | 拡大再生 |
---|---|---|
160×120 | 本体 | 実サイズ、2倍再生 |
QVGA | 本体 | 実サイズ、2倍再生 |
VGA | 外部メモリ | QVGAサイズ |
SXGA | 外部メモリ | QVGAサイズ |
拡大切り出し機能ではリニアなズームを見せてくれたW21Sだが、閲覧時のズーム再生はできない。VGAやSXGAサイズの画像もQVGAサイズに縮小されて表示される。高画素カメラは再生ズームを組み合わせればメモ代わりにも利用できる。ぜひ改善を望みたい部分だ。
ソフトキーの1つを「データフォルダ」に割り当てただけあって、画像の閲覧は容易だ。サムネイル生成速度も高速で、操作も軽快だ。
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