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» 2004年08月10日 01時16分 公開

「F900iC」は、ここが変わった

FOMA初のおサイフケータイ「F900iC」。「F900i」からの進化点をまとめてみた。

[後藤祥子,ITmedia]

 FOMA初のおサイフケータイとして登場したのが富士通製の「F900iC」(8月4日の記事参照)。ベースとなるのは「F900i」だが(2003年12月の記事参照)、ハード、ソフト共に機能が強化されている。その違いをまとめてみた。

 なお、FeliCa周りのセキュリティ機能については、発表時の記事を参照してほしい(6月16日の記事参照)

 F900iCと、そのベースになったF900i

大きなディスプレイ、カメラ機能が向上

 目立つところでは、メインおよびサブディスプレイが強化された。メインディスプレイは2.2インチから2.4インチへと大型化され、サブディスプレイは有機ELのまま、1インチ3色から1.1インチ4096色(96×72ピクセル)になっている。

 表現力が増した背面の有機EL用には4種の専用壁紙が用意される。メインディスプレイ用の待ち受け画面や撮った写真を設定することも可能


 F900iはiモードエンブレムが着信ランプと撮影補助用ライトを兼ねていた。F900iCでは背面の有機EL下部にある三日月型の部分が着信ランプになり、撮影補助用ライトはカメラの左下に独立した形で装備される

 カメラは、アウトカメラがパンフォーカスの128万画素CCDからオートフォーカス対応の128万画素CCDになった。「モジュールはF505iGPSに搭載されたものと同等」(富士通)。ただし色調のチューニングなどには手が入っており、より自然な色を再現できるようになっているという。オートフォーカス機構の搭載に伴い、F900iの左側面にあったマクロ切り替えスイッチはなくなり、2つの右サイドキーの1つがAF用ボタンも兼ねるものに変更されている。

 F900iでは1つのパーツだったサイドボタンがF900iCでは独立したボタンに。上キーはAFボタンを兼ねる

 インカメラはいずれも11万画素CMOSだが、F900iに備えられていたインカメラ用ライトがF900iCでは省かれた。

 左がF900iC、右がF900i。F900iはインカメラ用のライトが付いていない

アプリの起動がツータッチで〜ツータッチiアプリ

 F900iCでは、大容量のiアプリデラックスやFeliCaアプリなど、アプリを使うシーンが増えることから、「ツータッチiアプリ」機能が装備された。

 「0から9までのダイヤルキー+下方向キーの長押し」で、待ち受け画面からよく使うアプリを素早く起動できる機能で、アプリは最大10件まで登録可能。例えばここに「電子マネーEdy」アプリを登録しておけば、メニューをたどることなくアプリを立ち上げて、残高などの確認ができる。

 アプリの一覧画面でメニューボタンを押すと、「ツータッチ登録」にアクセスできる。登録したアプリには、ツータッチ利用時のダイヤルキー番号が表示される

 待ち受けからのツータッチ起動は、iモードサイトのブックマークや電話帳にも対応。ブックマークフォルダ内の10件までツータッチ起動したいサイトを登録できる。待ち受け画面からは「0から9までのダイヤルキー+下方向キーの短押し」で登録したサイトの一発起動が可能だ。

 通話とメールは電話帳の000から009に登録した相手がツータッチに対応。待ち受け画面から「0から9までのダイヤルキー+メールキーの短押し」で相手のアドレスの入ったメール画面が起動、「0から9までのダイヤルキー+発話キーの短押し」で通話が行える。

待ち受け画面からツータッチで音声通話発信やメール送信が行える「クイックダイヤル」と「クイックメール」。電話帳の000から009に登録した相手へのアクセスが素早く行える。この機能とツータッチのサイトアクセスは、F900i、F900iTにも装備されている

送信メールの振り分けが可能に

 F900iCは、送信メールの振り分けに対応。振り分け条件は「メールアドレス」「題名」「メモリ番号」「グループ」「電話帳登録なし」「条件なし」の6種が用意される。特定の相手を振り分け設定しておけば、これまでどんな内容のメールを送ったのかが把握しやすく便利だ。

 新たに送信メールの振り分けに対応。振り分け条件は6種類だ。miniSDカードへの電話帳バックアップも可能に

 また細かいところでは、グループ別に着信音の設定が可能になった点や、外部メモリへの電話帳データの一括バックアップに対応した点が挙げられる。

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