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» 2004年08月26日 21時01分 公開

mobidec 2004:インデックスが考える「TV向け携帯リモコン」の今後

テレビと携帯を融合させるツールである、携帯用リモコンアプリ「Navichan」の開発などで知られるインデックス。この“リモコンアプリ構想”には、続きがあった。

[杉浦正武,ITmedia]

 携帯を高機能赤外線リモコン代わりにする、携帯用リモコンアプリ「Navichan」の開発などで知られるインデックス(3月11日の記事参照)。同社は、このリモコンをさらに発展させ、新たなサービス創造の提供を考えているようだ。

 8月26日に開催された「mobidec 2004」のカンファレンスで、インデックスのメディア事業部、メディア開発室の室長である山本ひろし氏が登場。テレビ向け携帯リモコンの「今後考えられるかたち」をいくつか披露した。

「こっそリモコン」「スポコン」

 山本氏はまず、同社が考える「こっそリモコン」というサービスを紹介する。これは地上デジタル放送の画面上に、有料会員のみの限定コンテンツを表示させるというものだ。

 デジタル放送では、“データ放送サービス”として映像以外の情報を表示させた画面を視聴することが可能。ここに、さらに透過BMLとして“隠し情報”を埋め込んでおくのだと山本氏は話す。

 「携帯からテレビに向けて赤外線を発信すると、それがキーになって限定画面が表示される」。これにより、一般のユーザーはアクセスできない隠し情報を視聴できる仕組みだ。

Photo こっそリモコンで赤外線発信すると、限定画面が表示される

 ユーザーは特定のサイトから、限定画面を表示させるための「こっそりパス」を有料ダウンロードする。例えば、父親が自分の携帯にこっそりパスをダウンロードして、赤外線発信すると父親だけの限定画面が現れる。母親は母親で、独自のこっそりパスを持っており、自分なりの画面を楽しむ――というイメージだという。

 このシステムのいいところは、こっそりパス単位で課金できること。これにより、有料会員向けにターゲティングした放送が可能になるという。

 「スポコン」というサービスもある。これは、スポーツ中継の録画視聴などに適したリモコンサービス。例えば野球なら、インデックス側が一球ごとの結果をセンター側に保存。その上で、このデータにアクセスできるアプリを提供する。

 ユーザーはDVD/HDDレコーダーなどで野球中継を録画、再生するわけだが、ここでインデックスのアプリを立ち上げ「見たいシーンだけを選択して、赤外線で発信する」(同氏)。すると、そのシーンが視聴できるという仕掛けだ。

 ほかにも、リモコンにグループウェアを内蔵するようなサービスも考えられると山本氏。例えば同じ番組を見ているユーザー同士でコミュニティを形成し、携帯画面上でチャットなどを楽しめる。

 チャット中に、運営側から「限定着信ボイスをダウンロード可能になりました」などのお知らせをプッシュ配信できるようにもする考え。同氏はまた、テレビリモコン機能を備えた携帯が「今年後半から来年、再来年にかけて普及してくる」と強調、そのタイミングで付加サービスを提供していく考えを示した。

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