6月14日、PayPayの決済音を消音にするやり方を紹介する記事を掲載したところ、なぜ消せないのか? という疑問を持つ人が多いことが分かった。
そこでPayPay広報に率直な疑問を2点ぶつけてみた。
―― そもそもこの決済音は、店舗とユーザーが決済完了を確認するために鳴る、と理解しておりますが、正しいでしょうか?
PayPay広報 PayPay決済時にアプリが作動し決済が完了したことをユーザーと加盟店が確認できるように鳴らしております。
―― 決済完了は音ではなくお互いに画面を見ることでも確認できるかと思いますが、なぜ音が消せないのでしょうか?
PayPay広報 アプリ画面での確認に加え決済音を確認することで、ユーザーと加盟店がより安心してご利用していただくことができるため、決済音を鳴らしています。スマホやPayPayを使い慣れていない方も一定数いらっしゃると思いますので、誰でも安心できるサービスの提供を目指し、決済の完了を音でも確認できるようにしています。
また、PayPayという決済音は、世代を問わず(特に子どもたち)に馴染みを持っていただいており、既に世間の認識が確立されたものであると考えております。
まとめると、決済音はユーザーと加盟店が、決済完了を確認するための手段であり、分かりやすさを求めた結果、ユーザーが消せない仕様となっている。
一方で、以前もお伝えしたように、静かな場所で鳴るとかなり響き渡るので、公共のマナーを意識する日本人にとって、消せない仕様は気になる点といえよう。
だが、実際、PayPayを認知させたい、という広報側の意見も一理ある。確かに、無機質な「ピッ」という音や、「バイブレーション」よりも、「ペイペイ!」とサービス名を音で出す方が、認知効果はありそうだ。
それでも「うるさい」「恥ずかしい」と感じるユーザーは、音量を下げるといいだろう。
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