8月27日のmobidec 2004、夕方の講演に登場したのはボーダフォンのコンテンツマネジメント部長クリス・ムーア氏。ボーダフォンが、こうした講演で今後の戦略を話すのは久しぶり。講演の内容に注目が集まった。
しかし、ムーア氏の話はこれまでの繰り返しに留まった。3G携帯電話のフォーカスについてだ。ボーダフォンは、秋から冬にかけて「3G コンバージェンス」と呼ぶ3G端末を投入し、一気に3Gへの転換を図る(5月25日の記事参照)。
ムーア氏は「コンバージェンスとは、端末とプラットフォームの融合。グローバル市場との融合という意味だ。これとともに(日本だけではなくVodafonグループとして)3Gが本格的に立ち上がってくる」とする。
つまりVodafoneグループで共通の仕様と端末を用意し、それを世界各国で使う。これにより「コンテンツの開発コストを下げ、グローバルな市場に投入できるようにする。(端末も)規模の経済を活用した端末の調達で、ユーザーにもコストメリットがある」(ムーア氏)ことを目指す。
端末の開発には日本法人も参加し、「グローバルとの整合性を保ちながら、日本市場に特化した端末を導入する」とも話した。
では、この3Gコンバージェンスの詳細はどのようなものなのか。ムーア氏が挙げたのは、その断片だ。
それぞれ、ITmediaの独自取材を元に、もう少し詳細に内容を予想していこう。
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