冬のソナタ「電話しても出ないんだけど……」Mobile&Movie 第127回

» 2004年09月03日 13時58分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名冬のソナタ
監督ユン・ソクホ
制作年・製作国2002年韓国作品

 「Mobile&Movie」の番外編としてご紹介するのは、韓国の純愛ドラマ「冬のソナタ」。日本でも一大ブームを巻き起こしているのは、ご存知のとおり。今回は「冬のソナタ」“第3話 運命の人”ストーリーを中心にご紹介します。今や伝説となった“ヨン様の微笑み”が初登場する回です。どのような経緯で、運命の人と出会うのか……内容に触れますので、これから見る予定の方は注意してください!

 韓国の女子高生ユジンは、幼なじみのサンヒョクや放送部の仲間たちと楽しい高校生活を送っていました。そんなある日、ユジンのクラスに転校生がやって来ました。彼の名前は、カン・ジュンサン。ユジンは、どこか影のあるカン・ジュンサンに惹かれていきました。素直になれずに反発しながらも、少しずつ心を開いていくユジンとカン・ジュンサン。冬山でポラリス(北極星)を見た夜、二人の想いは通じ合いました。しかし、突然の悲劇がユジンの初恋に終止符を打ってしまいました。

 それから十年が過ぎ、ユジンは“ポラリス”という設計事務所でインテリアデザイナーとして働いていました。今はラジオ局のプロデューサーを務めるサンヒョクとは、結婚を前提に交際中。昔から一途にユジンを想い続けていたサンヒョクは、豪華な婚約指輪を用意してユジンにプロポーズ。ユジンは幸せな笑顔で頷きました。

 やがて、二人の婚約パーティが企画され、双方の家族が顔を合わせることに。婚約はしたものの、新しい取引先“マルシアン”とのプロジェクトに追われているユジン。パーティ会場には二人の家族は既に集っており、サンヒョクも心配顔。仕事帰りに美容院に寄って髪をセットしたユジンは

「もしもし? ごめん。今終わったから。もうすぐ着く」

 と携帯電話でサンヒョクに連絡を入れました。慌てて会場へ向かおうとしたその時……。ユジンは、道の向こうから歩いてくる男性を見て驚きます。ユジンの目の前に、十年前に別れたカン・ジュンサンにそっくりな男性が現れたのです。(−舞い散る雪の中、ヨン様登場−)

 初恋の人に瓜二つのその笑顔にユジンは呆然とし、手に持っていた携帯電話を思わず落としてしまいます。人込みに消えていく横顔を、追いかけるユジン。

 道に落ちた携帯電話もそのまま残して。あきらめきれず、婚約パーティのことも忘れて、雪が舞い散る中を探し続けるユジン。

「電話しても出ないんだけど……」

 婚約パーティの会場では、ユジンの到着を皆が待っていました。しかし、ユジンの携帯に電話しても連絡が付きません。ユジンの携帯電話は、道端に置き去りのまま、着メロだけが冬空に響いていたのでした。“運命の人”と出会ってしまったユジン。こうして、この瞬間から、愛の嵐が吹き乱れるのです。ユジンの初恋の相手に生き写しの男性の正体とは? ユジンとサンヒョク、それぞれのせつない愛の行方から目が離せません。

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