ドコモ、PHSは“定額カード型FOMA”の代わり

» 2004年10月29日 18時16分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 ドコモの中村維夫社長は10月29日の中間決算会見で、赤字が続くPHSの今度の展開について述べた。「(収益の面では)音声は捨てました。データ系で生きていく」とした中村氏は、従来通り、データ通信用途にPHSを活用していくことを強調。

 「FOMAのデータカードに定額制が入れられるかというと、周波数の問題もあって難しい。当面、PHSしか定額制はない。続けていきたい」

 また企業内でPHSが活用されていることも挙げ、サービス終了の考えはないとした。

 収益性については、「一日も早くキャッシュフローを好転させたい」と話した。PHS事業は2004年度上半期で115億円の営業損失だった(前年は194億円の営業損失)。

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