PalmSource利益計上、ソニー撤退響き出荷は減少

» 2004年12月24日 08時20分 公開
[ITmedia]

 米PalmSourceが12月22日発表した同社第2四半期(9〜11月期)決算は、売上高が1920万ドル、最終損益は210万ドル(1株当たり14セント)の黒字だった。前年同期は売上高1680万ドルで、910万ドル(89セント)の赤字を出していた。

 Acerとの和解に伴い、ライセンス/特許料収入として210万ドルを計上、営業経費から50万ドルを減額した。

 同四半期中にライセンシーから報告された出荷台数は計約120万台で、内訳は30%がスマートフォン、残りはPDAなど。前年同期の出荷台数130万台と比べると減少したが、これは主に、ソニーがPDA市場から撤退したことによるものだと説明している。

 第3四半期(12〜2月期)の売上高は約1800万ドル前後、最終損益は1株当たり11セントの赤字から収支トントンを見込んでいる。

 デビッド・ネイゲル社長兼CEOは「当社はこの業績に満足しているわけではない。しかし、今後はある程度明るい兆しも見えている。ライセンシーから報告されたPalm搭載スマートフォンの出荷台数総計は過去最高となり、当社の事業に占めるこの分野の比率は拡大し続けている」とコメントしている。

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