好みが分かれる独特な絵作り〜「802SE」:ケータイカメラ画質研究ラボ(1/2 ページ)

» 2004年12月24日 19時23分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
コンパクトでなかなかカッコいいデザインの802SE。ヒンジ部にあるモーションアイは左右に3つずつ白色LEDを装備。このレンズ部は回転する。マクロ機能はなく、QRコード読み取りには対応していない

 ボーダフォンのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末「802SE」(12月22日の記事参照)は、“Ericsson色が強い”と思われる端末だ。カメラ機能も欧州っぽいような気がする。欧州のカメラ付き携帯を使ったことはないが、日本の「カメラ付き携帯文化」とは少々異なるテイストを持っているのだ。

 カメラはソニエリ端末ならではの回転カメラ機構「MOTION EYE」(2003年5月の記事参照)を採用。ヒンジ部にあるカメラを回転させて下に向けれるとレンズが保護される。レンズを外に向ければアウトカメラとして使え、手前に向ければ自分撮りができる。

横位置画像のみのシンプルなカメラ機能

 カメラは131万画素のCMOSセンサーを搭載。撮影は基本的に、液晶を開いて撮影する折りたたみ携帯スタイルになる。カメラモードにすると、画面一部の横長のエリアがファインダーになり、上下を撮影情報などに使う。

 モーションアイを正面から見るとこんな感じ。自由に回転するが、端末を開いた状態では、レンズの角度が限られる

 ディスプレイは2.2インチだが176×220ピクセルと解像度は高くない。ここに横長の画像を表示するため、けっこう粗いのだが、使っているとそれほど気にならない。

 撮影時の画面はこんなふうになる。中央部がファインダーになり、上部には簡単な撮影情報と静止画・動画の切り替えが、下には簡単なコマンドガイドが表示される。このシンプルさが802SEの特徴

 画面はとてもシンプル。左右のキーで静止画と動画を切り替えられる。撮影はセンターキーを使い、右のボタンで機能メニューを表示できる。マクロモードも備えず、近距離撮影は得意じゃない。

 撮影モードは3つ。1280×1024ピクセルの(SXGA)、VGA、QQVGA(160×120)だけだ。日本の端末にはよくある壁紙サイズもないし、携帯向けの小さなサイズも横長になる。日本のカメラ付き携帯は、携帯上での閲覧や壁紙・待ち受け画面への転用を前提とした撮影サイズが用意されているが、802SEはこうした携帯文化にこだわらなかったのだ。撮った写真は壁紙への登録も可能だが、その機能は「大きなサイズの画像を壁紙用に自動縮小する」形で提供される。

 撮影メニューもシンプルで、夜景モードがあるほかはほとんどフルオートだ。

 面白いのはパノラマ機能。画面のガイドに従って3枚の写真を撮ると、その場で合成してパノラマ写真を作ってくれる。

 端末を開いて自分撮りモードにした状態。カメラ機能とは関係ないが、最初、通話するためのキー(オフフック、オンフックキー)がどこにあるのか探してしまった。ちょっとクセがありすぎかも。画面は再生モード

(左)。メニューもシンプル。モノクロなどを撮れるエフェクトやフレームもあるが、特徴的なのはやはりパノラマ機能だろう(右)

 1枚あたりの撮影にかかる時間は約5.5秒。それほど遅いわけではなく、気楽に撮影できるレベルだ。

 側面にはカメラキーとライトキーがあり、反対側の側面にはカーソルキーの役割を果たす2つのキーがある。このカメラキーでカメラを起動できる


 外部メディアはメモリースティックDuo。背面の電池蓋を開けると、SIMカードのとなりにスロットがある。外から見るとすっきりしているし場所もとらない

晴天下での撮影編

 では恒例の黄色い象のすべり台から。比較用の写真は用意してないが、今回は「W21CA」「SH901iC」「W22SA」と同日同時刻に撮影しているので比べてみるといいだろう。

 802SEで黄色い象のすべり台を撮影

 特徴は一目瞭然。解像感やディテールの細かさよりは発色重視で、“色が豊かならノイズが浮いていても気にしない画像”という印象。なんともアナログっぽく、コッテリした発色だ。かつて欧米の低価格デジカメがこんな絵作りをしていた記憶がある。これを見ると、日本よりは欧米のデジカメという雰囲気だ。

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