電気通信事業者協会(TCA)は1月11日、携帯電話/PHSの2004年12月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は50万5400増えて、8548万3800。
グループ名 | 2004年12月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 24万7500 | 4791万4200 |
au(KDDI) | 24万1600 | 1875万9000 |
ツーカー | 1万5500 | 359万9600 |
ボーダフォン | 900 | 1521万1000 |
この数カ月、抜きつ抜かれつが続くドコモとauだが、12月は僅差でドコモが首位に。ただしauは24万1600の純増となり、2004年4月以来の伸びを見せた。
2004年1年間の純増数を見ると、ドコモ(217万9300)をKDDI(278万1700)が上回り、2年連続の純増首位に立った。ボーダフォンは43万7000に留まった。
ボーダフォンは不調。冬の目玉となる3G端末7機種のうち、Nokia、Motorola、SonyEricsson製端末が投入されたが、純増数はわずか900。3G契約自体は7万近い増加を見せたが、PDCが大きく純減したのが響いた。
ボーダフォンを純増数で上回ったのがツーカーグループだ。東海では1600の純減だったが、東京で5400の純増、関西では1万1700の純増となり、計1万5500の純増となった。
― | 単月シェア | 累計シェア |
---|---|---|
NTTドコモ | 48.95% | 56.1% |
au(KDDI) | 47.80% | 21.9% |
ツーカー | 3.07% | 4.2% |
ボーダフォン | 0.18% | 17.8% |
3G携帯の契約者数は、ドコモの伸びが著しい。2005年3月末に1080万契約を目標とするFOMAだが、既に850万近い契約者を持つ。現在、月間100万近くずつ伸びている。
auはもうじき3G化率が9割を超えそうだ。ボーダフォンは未だ2%台だが、新端末7機種の投入で3Gシフトに弾みがつきそうだ。
グループ名 | 2004年12月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
---|---|---|---|
ドコモ | 93万100 | 849万9200 | 17.7% |
au(KDDI) | 37万9100 | 1682万9000 | 89.7% |
ボーダフォン | 6万9500 | 36万6400 | 2.4% |
ボーダフォンは高機能端末が減少しているようだ。Web対応端末は、11月の1302万6000から1300万1900と減少。カメラ付き端末も1225万8100から1223万4200と2万以上減っている。
既存端末のユーザーが減少し、Webやカメラに対応していないプリペイド端末が増加したことから、このような数値になったと考えられる。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
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NTTドコモ | 2630万 | - | 2813万 | - | 非公開 | 4302万7100 |
au(KDDI) | 1558万 | 1441万 | 783万(BREW) | 1072万 | 1430万 | 1569万6900 |
ボーダフォン | 1223万4200 | 387万2700 | 853万3500 | - | 非公開 | 1300万1900 |
PHSでは、DDIポケットが純増、ドコモとアステルグループが純減という構図は変わらず。
特に各地域で撤退が相次ぐアステルグループは(2004年11月30日の記事参照)、現契約者の約1割にあたる3万8400の純減。残る契約者は35万5200となってしまった。
グループ名 | 2004年12月純増数 | 累計 |
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DDIポケット | 1万1700 | 295万6200 |
ドコモ | -2万2200 | 139万1900 |
アステルグループ | -3万8400 | 35万5200 |
累計 | -4万8900 | 470万3300 |
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