N900iG海外テスト――操作性は優秀だが、パケ代に注意(1/3 ページ)

» 2005年01月19日 17時32分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 NTTドコモ初のGSM対応FOMA端末となった「N900iG」。FOMAカードを差し替えるだけで、海外でも気軽に使える端末だ。

photo N900iG

 普段使っている携帯電話を、番号もそのままに海外へ持ち出せて、通話やメールが行える海外ローミング端末は、auのGLOBALPASSPORT対応機やボーダフォンの3G端末で既に実現している。しかしドコモでは本製品が初めてだ。

 N900iGを使用する機会に恵まれたので、ラスベガスで開催された「International CES 2005」と、サンフランシスコで開催された「MacWorld Expo」の取材で使ってみた。

渡航の前には「WORLD WING」と「海外利用設定」を確認

 本製品はFOMAなので、日本国内の利用だけに限定すればFOMAカードを差し替えるだけで何ら問題なく機種変更が行える。しかし、海外で利用する場合には、出国前に国際ローミングに対応させるための「WORLD WING」を申し込んでおく必要がある。WORLD WING自体の利用料金は無料だが、申し込んでおかないと渡航先のネットワークに接続できず、通話自体が全く不可能になってしまうので、忘れずに申し込んでおこう。

 また、海外でiモードを利用するためにはiメニューから「海外利用設定」をONにする(「iメニュー」-「オプション設定」-「海外利用設定」)必要がある。こちらも忘れずに設定しておこう。

 利用できる国と地域に関しては、こちらを参照のこと。

ネットワークの切り替えは自動――国際電話もラクラク

 事前の申し込み・設定が済んでいれば、外国で本製品の電源を入れると自動的にネットワークを検索し、最適なネットワークに接続される。

 ネットワーク選択については出荷時から「オート」(自動切り替え)になっているので、取り立てて渡航時に設定を切り替える必要はない。しかし、利用するネットワークによって提供されているサービスに違いがあり、渡航先によっては複数のネットワーク圏内に入ることも予想されるので、あらかじめ3Gなら3G、GSMならGSMのみに接続するという設定も可能だ。

photo 出荷時からネットワーク選択機能は「オート」に設定されている。自動的に接続可能なネットワークを検索して接続するが、自分で接続先を設定したり、接続先ネットワークを再検索することもできる

接続ネットワークと利用できるサービス

サービス 音声通話 iモード SMS パケット通信 テレビ電話
FOMA
3G
GPRS ×
GSM × × ×

※2004年12月現在、3G/GPRSのパケット通信はiモード以外のサービスが利用できないとアナウンスされているが、利用対象外になるのはPCなどを接続してのデータ通信のこと。iモード用のいわゆる勝手サイトの閲覧は可能だった

AT&Tのネットワークに接続したところ。左上には「AT&T」、右上には「GPRS」の文字が見える

 今回の渡航先は米ラスベガス(ネバダ州)。マッカラン国際空港で電源を入れると自動的にネットワークを検索し始め、AT&T(GPRS)のネットワークに接続した。

 海外での利用を念頭に置いたモデルということで、通話関連の機能も手が加えられている。電話帳から電話番号を検索して通話しようとすると、携帯が自動的に国番号を付加してくれるのだ。この機能(国番号自動付加)は「日本の電話へ国際電話をかける」設定がデフォルトでONになっており、海外から日本国内へ電話をかけたいときには重宝する。

photo 画面の通り、FOMA以外のネットワークから日本の番号へ電話をかける場合にはデフォルトで日本の国番号である「81」を付加する設定がなされている。もちろん、付けないで発信することも可能だ
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