韓Samsungが、また新しいコンセプトの携帯を発表した。3GバイトのHDDを搭載し、OSはWindows Mobileという携帯「SGH-i300」がそれだ。今年度の第3四半期からリリースされる予定。
900M/1800M/1900MHzのトライバンドに対応したGSM/GPRS携帯。会場では、ミュージックプレイヤーの画面を表示して音楽を鳴らすデモが行われていた。「音楽ケータイ」として認識してほしい考えだ。
デュアルスピーカーを搭載しており、3Dサラウンドを実現したという。正面から見て左側面には、ミュージックプレイヤーを一発起動するショートカットキーを備えるほか、ボリューム調整のボタンも配置されている。
MPEG-4、H.263、H.264といったコーデックに対応しており、MPEG-4の映像録画が可能。音声ファイルはMP3/WMA/AAC/AAC+に対応。OGG Playerを内蔵しているという。
デモでは「Samsung Music Player」が起動していたが、説明員は「Microsoftから4月にも、新しいソフトウェアがリリースされる。インタフェースは仮のものだ」と話していた。
プレイヤーのメニュー画面。再生/停止などの機能のほかに、シャッフルや「Open URL」などの機能も見える。実際の端末ではどのような機能が用意されるのか興味深い |
1.3メガピクセルカメラを搭載しており、フラッシュを備える。ディスプレイは、約26万色表示の240×320ピクセルTFT液晶。Bluetooth対応、赤外線機能対応、USB 2.0に対応など、外部接続面も充実している。
会場では、SGH-i300の隣に「SGH-i750」も展示されていた。こちらもWindows Mobile for Pocket PCに対応したGSM/GPRS/EDGE携帯。Windows Media Playerを内蔵しており、HTMLブラウザを搭載。ワイヤレスLANに対応するという。
発売は、SGH-i300同様に第3四半期とのこと。2機種は、Samsungの「PC化する携帯」の先駆けとなりそうだ。
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