W22SAから暗所の性能が向上〜W31SAケータイカメラ画質研究ラボ(1/4 ページ)

» 2005年03月28日 20時26分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
Photo

 四角いスライド式端末の「W31SA」は、スライド式故にメインディスプレイが常時表に出ており(1月20日の記事参照)なおかつ基本的な機能キーもむき出しになっている。カメラ付きケータイとしてはかなり“おいしい”形だ。閉じた状態でそのままカメラとして使えるからである。

 ただ撮像素子は133万画素のCMOSセンサー。CCDでないのがやや残念だ。でもしっかりオートフォーカス(AF)機能は備え、それなりに本格的な仕様だ。

Photo 閉じた状態でもディスプレイやセンターキー、クリアキー、発話/終話キーなど主なキーは表に出ている。このためたいていの操作は閉じたまま行える
Photo 外部メディアはminiSDカード

 カメラの起動方法は2通り。1つは、閉じたまま側面のカメラボタンを長押しする方法。キー操作が無効になっていない限り、これでカメラが起動する。もう1つはメニューから「カメラ」を選び、さらに「フォト撮影」を選ぶ方法。

 VGA以上の画像サイズでは横位置撮影になるので、閉じたままカメラモードにしてそのまま撮影に入るのが便利。マクロモードはなく、AF機能が近距離から遠距離まですべてフォローする仕様になっている。

Photo 側面はこんな感じ。ヨコ撮り時はカメラキーをシャッターに使うと便利
Photo 裏面にカメラとライトがある。この写真ではライトが上にあるが、実際に撮るときはライトが下側に来る

 カメラの起動は約4.5秒。あまり速くないのが残念だ。シャッターボタンは中央の決定キーと側面のカメラキーだが、どちらも閉じたとき表に出ているので好きなほうを使える。どちらのキーも半押しによるフォーカスロックはなく、シャッターを押すとまずAFが働いて撮影される。

 シャッターを切ってから撮影まで1〜2秒ほどタイムラグができるが、これが不便なときは発話キーを使う。これがフォーカスロックキーとなっており、ピント合わせだけを行ってくれるのだ。まずピントを合わせ、タイミングを見てシャッターを押せばいいのである。

 ディスプレイは2.2インチのQVGA。VGA以上の時はディスプレイを横に使い、フル画面で表示される。明るい屋外ではちょっと見づらいか。

 撮影機能はなかなか充実している。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  4. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー