W31SAでは、閉じた状態のまま、通話を含め多くの機能が利用できる。このあたりの操作性は配慮が行き届いている。
4方向+決定キーと、これを取り巻く4つのキーに加え、クリアキーもディスプレイ側に配置した。これによりメニュー操作などを不便なく行える。クリアキーの位置も4方向キーのすぐ下、と一般的なレイアウトのため自然に操作できる。
メールやEZwebボタンは隠れているが、これらへアクセスするには上キーで待受ランチャーメニューを使えばいいし、未読メールがある場合には通知アイコンから下キーでアクセスできる。
上キー長押しでアクセスできるジャンプメニュー。ユーザー設定が可能で、ミュージックプレーヤーを登録することも可能だ |
音楽プレイヤーとしての利用時も、閉じたまま上下キーで音量調節、左右キーで早送り/巻き戻し、右側面のボタンで曲間移動が可能。特に不便はない。
従来の三洋製WIN端末と比べると、発話/終話キーとメール/EZwebキーの上下関係が入れ替わるなど細かい変化はあるが、特に大幅なキー追加はなく操作に違和感はなかった。残念ながらワンステップではメールやEZwebを呼び出せないが、閉じたままの操作性は十分及第点だろう。
スライドと機能の連携は、細かく設定が可能だ。W31SAでは、閉じた状態で着信すると、スライドを開くことで通話開始できる。逆に開いた状態で通話していれば、スライドを閉じる事で通話終了/保留といった動作が可能。メール閲覧時には、開くことで返信といった連携が可能になっている。これらの設定はすべてOFFにすることもできる。
スライドとの連携は3つのシチュエーションで利用可能だ |
キー操作の簡易ロックもスライドと連携しており、“閉じた状態のみのキーロック”を設定可能。この状態でも決定キー長押しでキーロックを一時解除できるほか、30秒操作がなかった場合などは再度キーロックが有効になる。また音声着信時のみ一時的にキーロックが解除され、閉じたまま通話を始められる。
FMラジオも、三洋電機としては得意とする機能。
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