ITmedia ここ数カ月で新規契約者が急増しているわけですが、今後、どのような戦略をとっていきますか。
土橋 目下、最大の課題が音声端末のラインアップの少なさです。これからはもっとアグレッシブに、ユーザーのニーズに合う物を出していかなくてはと思っています。年内には無線通信部分をモジュール化した「W-SIM」を好みの端末に差しかえられるようになりますから(7月7日の記事参照)、端末のラインアップを強化していけるでしょう。
高校生などの若い世代には、“音声定額”よりも“メール定額”のほうがアピールするのかもしれませんね。メール定額はずいぶん前から提供しているサービスなのですが、音声定額に隠れて、あまり認識していただけていないのかもしれません。
今はあまり強く打ち出していませんが、音質の良さは(PHSの)大きな魅力です。一度使っていただければ分かることですし、音声定額をきっかけに、PHSを知ってほしいですね。「ウィルコムのおかげで婚約しました」なんていう声を聞くと、私たちもうれしくなります。話すというコミュニケーションで、使っていただいた方の生活がいい方向に向かっていくといいですね。
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