開くとこんな感じ。ボタン類は防水仕様だが、だからといって押しにくいわけじゃないのは立派だ。カメラはメニューからたどるか、側面のシャッターボタンの長押しで起動する |
ではG'z Oneのカメラ機能をさらっと見ておこう。
カメラは128万画素のCMOSセンサーで、ピントは固定式。固定式だからAFの動作完了を待つ心配もないが、当然ながら近距離の撮影は不得手。最低でも50センチは離れて撮りたい。
感心するのがマクロモード。固定式ピント(パンフォーカス)の機種はマクロ用にレンズを切り替える必要があり、たいていはレンズ周りにスライド型の切替スイッチが入っている。
でもG'zOneは防水ケータイなので、浸水のおそれがある機械的なスイッチは付けたくない。そこで圧電素子(ピエゾ)を利用して、電動でマクロ切替ができるようにしたのだ。ちなみにマクロ切替は[*]ボタンで行う。これはよい。
最近のカシオ製端末は高画質で定評があり、わたしが愛用しているW21CAも予想以上にしっかり写ってくれるが、G'zOneはさすがにパンフォーカスだけあり、ハイエンドクラスと同じというわけにはいかない。でも色はしっかり出ており、写りは悪くない。128万画素のパンフォーカスでこれなら文句をいってはいけないだろう。
曇天下だが象の滑り台。色はしっかり出ているし、背景のディテールは怪しいが多少はしょうがない。
こちらはひまわり畑。かなり乱雑で半逆光という苛酷な条件にもかかわらず、青空は青いし、花もしっかり写っている。多くのディテールが怪しいのはしょうがない。このクラスだとディテールよりも、色がしっかり鮮やかに出ているか、不自然なツブレ方をしてるところはないか、などの方を注意したいところだ。
撮影機能はシンプルでカシオらしい。まず、ケータイモードとPCモードの2つのモードがある。ケータイモードは縦位置で最大240×320ピクセル、PCモードは横位置でVGAとSXGA(1280×960)だ。それぞれよく使う画像サイズにしておけば、あとはケータイモードとPCモードを切り替えるだけでいい。
ケータイモード時はフレーム機能や連写機能で遊べる。
フレーム機能でカプセルに猫を閉じこめてみた。マクロモードでライトを光らせて撮影。光はけっこう強力 |
そのほか、カシオならではのベストショットモードとして、「人物」「風景」「夜景」「トワイライト」「パーティー」の5パターンを持っている。
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