“京ぽん”新端末「WX310K」発表(1/2 ページ)

» 2005年09月27日 13時55分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 ウィルコムは9月27日、4xパケット通信対応の京セラ製PHS端末「WX310K」を発表した。フルブラウザやBluetooth、130万画素CMOSカメラを搭載し、ダウンロードで音楽・ムービー再生などに対応する、多機能端末に仕上がっている。発売予定は11月下旬、端末価格は2万円台と見られる。

 WX310Kは、2004年4月に発表した「AH-K3001V」いわゆる“京ぽん”の後継機種に当たる。デザインコンセプトは「QUALITY、SIMPLE、ELEGANCE」。ビターオレンジ、ノーブルピンク、シルバーの3色展開となる。サイズは100(高さ)×50.5(幅)×24(厚み)ミリ/123グラムと、AH-K3001Vの98×48×20.8ミリ/90グラムから一回り大きくなった。

左からビターオレンジ、ノーブルピンク、シルバーの3色

Bluetooth1.2、Operaを搭載

 Operaフルブラウザを搭載しており、PC向けWebサイトを閲覧できる。Operaのバージョンは7.0で、AH-K3001Vから変わっていない。

 ただし下りのパケット通信速度は、最大32kbps(1x)から128kbps(4x)へと変更された。ウィルコム定額プランに追加できる「データ定額」サービス(月額1050円)に対応しており、パケット代を気にせずにWebサイトを閲覧できる。また、「Flashプレイヤー」のライセンスキーを有償でダウンロードすることにより、従来は閲覧できなかったFlashコンテンツが再生できるようになる。

 Operaを1キーで起動できる「Operaキー」、操作面上部にある[PAGE UP][PAGE DOWN]キーも健在。Webブラウズ中には、本体の左側面にある縮小ボタン(キーロックと兼用)、右側面にある拡大ボタン(カメラのシャッターボタンと兼用)が利用できる。

十字キーの上に[PAGE UP][PAGE DOWN]が、十字キー右下に「Operaキー」が配置される。ちなみに左上は電話帳キー、左下はメールキー。右上は「マイオリジナルキー」。電卓やメモ帳といったよく使うメニューやデータを登録しておくと素早く呼び出せる。20件まで登録可能

 Operaと並ぶもう1つの大きな特徴が、Bluetooth機能を搭載したことだ。Ver.1.2に準拠しており、ヘッドセット(HSP)、ハンズフリー(HFP)、ダイヤルアップネットワーク(DUN)の3種類のプロファイルに対応する。Bluetooth対応のヘッドセット・ハンズフリー機器を接続して利用したり、Bluetooth機能を内蔵したPCとワイヤレスでデータ通信ができる。

Bluetooth機能の設定画面。対応ヘッドセットやハンズフリー機器、Bluetooth機能内蔵ノートPCと接続できる

 カメラは130万画素CMOSカメラを搭載。マクロモードが付き、QRコードの読み取りができるようになった。QRコードリーダーは、ユーザーが無償のライセンスキーをダウンロードすることで機能追加できる。

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