ドコモ“指輪”型携帯電話:CEATEC JAPAN 2005

» 2005年10月04日 12時44分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 NTTドコモは10月4日に開幕した「CEATEC JAPAN 2005」の展示ブースで、“指輪型”の携帯電話ハンドセットを参考出展している。指輪内には携帯電話機能を持たず、本体の携帯電話とBluetoothで接続して、通話や操作が可能だ。

 ポイントは大きく2つある。1つは骨伝導型のスピーカーを搭載したこと。通話時は指を耳の穴に差し込んで行う。振動は指輪型の本体から指に伝わり、耳の骨から音として聞こえる。「これまでの骨伝導スピーカーは、実は音も出てしまっていた。これは周囲への音漏れがほとんどなく、省電力。万人に使いやすいものを目指した」(ドコモ)。実際、指を耳に差し込まないと音は全く聞こえなかった。

 発話側の音声を拾うマイクは本体後部に配置した。そのまま作ると骨伝導スピーカーの振動がマイクに伝わりノイズとなるが、新開発のマイクロホンカプセル(Duaphragm)を使って低減させている。これはマイクの検出膜を2枚持たせたもので、骨伝導の振動は両方の膜が検出するが、実際の音声は上部の膜だけで検出することで、「ノイズをメカニカルにキャンセルする」仕組みとなっている。

 2つめのポイントは、2004年のワイヤレスジャパンで展示した「指パチ」による操作技術「UbiButton」を搭載したこと(2004年7月21日の記事参照)。指を触れあわせたり、指で耳のあたりを叩いたりすれば、その動きをセンサーが検知してコマンドとして受け付ける。開発済の加速度センサーと一体化した検出LSIを搭載している。

 デバイスの重さは30グラム弱。大きさはうずらの卵程度あるが、体積のほとんどは電池だという。

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