年齢や性別、携帯電話の習熟度を問わず、だれにでも使いやすい携帯──。これがユニバーサル携帯とよばれるものだ。ドコモも「らくらくホン」シリーズをユニバーサル携帯と位置付け、既に数機種をリリースしている。
「ユニバーサルにもさまざまなアプローチがある」という考えから、ドコモが三菱電機と新たに開発しているのが、“キーボードがタッチパネル”の「2画面ユニバーサルデザイン携帯」。ソフトキーやテンキーをタッチパネル式ディスプレイにすることで、1台の携帯電話が幅広いユーザーニーズに対応する端末になる。
例えば必要最低限の機能のみ使いたいユーザーなら、「電話」「メール」「カメラ」の3つの機能のみが表示されるUIを、もう少しいろいろな機能を使いたいユーザーは6つの機能から選べるUIを選ぶことが可能。さらに使いこなせるようになったら、従来の携帯電話に近いUIを選べるなど、習熟度に合わせてUIを変えられる点が特徴の1つだ。
2画面ユニバーサルデザイン携帯は、上下の画面をうまく連携させた独特のUIを備えている。メールの利用時にはメールを使うのに必要最低限のボタンを、カメラ利用時には撮影関連のボタンのみを表示することで、初心者でも操作に迷わないよう工夫されている。これはキーボード部がディスプレイであるからこそ実現できる機能。携帯初心者の「携帯はボタンがたくさんありすぎて、押し間違えるのが恐い」という不安を払拭できそうだ。
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