第2の皮膚──MEDIA SKIN現る

» 2005年11月02日 21時25分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 赤いドロドロのゴムのような液体から引き上げられている携帯──。この鮮烈なデザインイメージは、“メカメカしい”携帯を見慣れている我々に衝撃をもたらした。吉岡徳仁氏のデザインによる「MEDIA SKIN」が、11月2日、東京・聖徳記念絵画館内で公開された。

微妙にシボが入ったMEDIA SKINの質感が分かるだろうか

 「身体に最も近いプロダクトとは、携帯電話なのかもしれない」──。吉岡氏はMEDIA SKINの紹介としてそう記している。名刺入れを細長くしたくらいの大きさのMEDIA SKINは、樹脂とも革ともつかない、微妙なぬくもりを持った素材で覆われている。

 「いまの時点では、この質感を実現できる素材はない。しかし薄く弾力と暖かみを持つ素材を追求していきたい」と、au design projectを率いるKDDIの小牟田啓博氏は商品化へ向けた意欲を語る。

赤だけでなく、オレンジ、黒、白と4色が用意された。いずれも手作りの1品もの

 MEDIA SKIN自体は2.4インチ程度の液晶を搭載したフリップ型端末だ。厚みは10ミリ程度しかない。あくまで手作りの試作機であり、内部に基板などは入っていないというが、細部の作り込みを見ると携帯電話としての実現性も考慮したものだと分かる。例えば、背面のカメラ部にはマクロ切り替えスイッチが用意されており、側面には「YOSHIOKA TOKUJIN」のエンボスのほか、イヤフォンマイクのコネクタも場所が用意されている。上部には着信時などに光るのであろう、LEDも搭載された。ここまで完成度が高い中、受話用のスピーカーは搭載されていないが、ここはディスプレイ一体型スピーカーなどを考えているようだ。

MEDIA SKINのデザインイメージ。ドロドロした液体に浸けた携帯を引き揚げる──
MEDIA SKINを手に持ったイメージ

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