イー・アクセス「ソフトバンクは新規割り当て周波数を返上するべき」

» 2006年03月06日 12時52分 公開
[園部修,ITmedia]

 日本経済新聞は3月6日、ソフトバンクによるボーダフォン買収交渉が明らかになった(3月4日の記事参照)ことを受けて、イー・アクセスの千本倖生会長が「ソフトバンクがもしボーダフォンを買収した場合、新規参入事業社に割り当てられた携帯電話用周波数を返上すべきだ」とコメントしたことを報じた。同紙によれば、場合によっては免許の取り消しも要請するとしている。

 ソフトバンクグループのBBモバイルとイー・アクセスの子会社イー・モバイルは、2007年から1.7GHz帯を利用してW-CDMA方式のサービスを開始することを前提に総務省に免許申請を行い、2005年11月9日に免許を受けている(2005年11月9日の記事参照)。しかし、もしソフトバンクが既存事業社であるボーダフォンを買収した場合、「BBモバイルは新規事業者とはいえないのではないか」(イー・アクセス広報部)。

 買収交渉が成立した場合は、BBモバイルが新規参入事業社として携帯電話事業の免許を受けたときと条件が変わってくる。フェアな競争条件を確保するため、イー・アクセス広報部では「対応を確認すべく、近日中に総務省に相談に行く」とした。なおイー・モバイルの事業計画自体は当初の予定通り進めていく。

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