NTTドコモは11月14日、同社のおサイフケータイ向けクレジットサービス「DCMX」「DCMX mini」(4月4日の記事参照)の契約数が、年11月12日の段階で100万契約を突破したと発表した。
DCMXは、2005年12月にドコモが発表したクレジットブランド「iD」(2005年11月の記事参照)に対応した少額決済サービス。iモードFeliCa対応のおサイフケータイを決済媒体とすることで、携帯電話のみでのクレジット決済が行える。VISAまたはMasterCardのプラスチックカードも発行され、限度額は20万円。満12歳以上であれば、簡単な入会申し込みや審査で入会できるDCMX miniも用意されており、こちらはカードが発行されず、利用限度額は毎月1万円以内。携帯利用料と一括で請求されるなど、電子マネー的な使い方ができる。
合計100万契約となったDCMXとDCMX miniの内訳について、ドコモ広報部では「具体的な数字は公表していないが、利用が簡単なDCMX miniのほうがユーザーが多い感触を得ている」とコメントしている。
同社では4月28日よりDCMX miniをスタートし(4月28日の記事参照)、5月26日からDCMXのサービスを本格的に開始(5月26日の記事参照)。約6カ月半で100万契約を突破した。現在、DCMXが利用できるおサイフケータイ対応端末は、903iシリーズなど計30機種を数える。
また、DCMXでの支払いに対応したiD決済端末(リーダ/ライタ)の台数は、2006年10月末現在で全国に約7万台。同社では現段階で最終的に約35万台の設置を見込んでおり、2007年3月末までに約15万台を設置する見通しだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.