「SO903i」は、着うたフルや拡張子が.3gpのAAC、ATRAC3、ATRAC3plus、MP3など、多彩な圧縮フォーマットに対応した音楽プレーヤーを搭載する音楽ケータイだ。
製品には音楽管理ソフトの「SonicStage」が付属し、同ソフトを経由して端末内や外部メモリに楽曲データを取り込む仕様になっている。
ただ「インストールやいちいちソフトを起動するのが面倒」という声もあり、「PC内にアーカイブしたMP3データを直接、外部メモリや内部メモリに書き込めないか」という質問が寄せられた。
SO903iは音楽の保存先を、(1)本体メモリのデータBOX(2)本体メモリの拡張領域(3)外部メモリ(miniSD/メモリースティックDuo/PRO Duoのいずれかの3通りから選べる。データBOXは94.6Mバイト、本体メモリの拡張領域は749.7Mバイト分を音楽保存用に利用でき、外部メモリはminiSDが最大2Gバイト、メモリースティック PRO Duoが最大4Gバイトのカードに対応する。このうち本体メモリの拡張領域とminiSD、メモリースティックDuo/PRO DuoにMP3を書き込むことが可能だ。
試してみたところ、それぞれの保存先に「MUSIC」フォルダを作成し、その中に直接MP3データを直接ドラッグ&ドロップすると、音楽プレーヤー側が楽曲を認識し、普通に再生できることが分かった。
こちらはiTunesでリッピングしたMP3を本体の拡張メモリに書き込んでみた。きちんと認識され、iTunesのアートワーク機能で埋め込んだジャケット写真も表示された(左)。タグ情報も反映される(中)。端末の背面液晶にもジャケット写真が表示された(右)本体拡張メモリおよびメモリースティックDuoにファイルをコピーする場合は、第1階層に「MUSIC」フォルダを作成し、その中にMP3の楽曲ファイルをドラッグ&ドロップすれば、本体内の音楽プレーヤーで聴けるようになる。「MUSIC」フォルダの中にはアルバムごとのフォルダも作成可能だ。
miniSDカードにMP3データをコピーする場合は「PRIVATE」→「DOCOMO」→「MMFILE」内に「MUSIC」フォルダを作成し、本体メモリと同じようにファイルやフォルダをコピーすればいい。
なお、同じ方法で拡張子が.3gpのAACファイルを書き込むことも可能だが、同じAACでもiTunesでエンコードしたm4aファイルはそのまま書き込んでも曲名などのタグ情報が認識されなかった。
iTunesでCDから取り込んだ.m4aファイルの拡張子を.3gpに変えてそのままフォルダにドラッグ&ドロップすると、すべて「不明」と表示された。これでは何の曲が入っているのかが分からない(左)。詳細情報を見ると、ファイル名だけは確認できる。後のタグはすべて「不明」だ(中)。端末を閉じた状態で再生しても、表示はやはり不明に(右)※今回の検証および確認はあくまでも開発段階の試作機によるものなので、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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