電子情報技術産業協会(JEITA)は、2006年10月の移動電話国内出荷台数実績を発表した。携帯電話とPHSを合わせた移動電話全体の出荷台数は、前年同月比111.8%の増加。7月から3カ月連続で前年比マイナスを記録していたが、4カ月ぶりの前年比プラスとなった。
携帯電話の出荷台数は前年同月比113.5%の359万5000台で、こちらも4カ月ぶりの前年比プラスとなっている。このうち3G端末は前年同月比140.1%の350万台。JEITAでは「秋冬モデルの新機種が多数投入されたことが追い風となった」と分析している。3G端末が大きく伸びたのに対し、2G端末は前年同月比14.1%の9万5000台で、初めて10万台を下回った。3G端末の比率は97.4%と、5カ月連続で90%を超えている。
PHSは、前年同月比67.3%の8万2000台を出荷。17カ月ぶりに10万台を下回った。PHSの出荷台数は、9月に20カ月ぶりの前年比マイナスとなっており、依然減少傾向が続いている。
PHSが20カ月ぶりの前年比マイナス──JEITA 9月携帯出荷
8月の携帯出荷、3G端末が3カ月連続で90%以上を占める──JEITA
3G端末が90%以上を占め好調──JEITA 6月携帯出荷Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.