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» 2006年12月12日 19時23分 公開

韓Pantechグループが資金難に。債権銀行がワークアウトを推進

韓Pantechグループが資金難に陥り、韓国産業銀行など12の債権銀行団が「ワークアウト(銀行主導による企業再建プログラム)」を推進する方向で合意した。

[佐々木朋美,ITmedia]

 韓Pantechグループの債権を保有している12の債権銀行は12月11日、同社が資金難に陥っていることに対し、「ワークアウト(銀行主導による企業再建プログラム)」を推進する方向で合意したと発表した。Pantech側も債権銀行に対し、企業改善作業を推進するよう正式に要請している。

 実際にワークアウトを推進するには、12の債権銀行による実施の同意が必要だが、主要銀行である韓国産業銀行が他行の同意を得ようとしているところだ。

 Pantechグループは日本をはじめとする世界進出も果たしており、韓国国内ではSamsung Electronics、LG Electronicsに肩を並べる「ビッグ3」メーカーとしてその名が知られている。そのPantechが資金難に陥った理由としてさまざまな説が飛び交っているが、1つにはブランド力や製品力を強められなかった点が挙げられるだろう。

 2005年には、高級イメージを持つ「SKY」ブランドのSK Teletechを買収したが、その効果は思うように上げらなかった。折りしも米Motorolaの「RAZR」や、LGのチョコレートフォンなどが市場を席巻していた頃、同社がこれに対抗できる強力な端末を投入できなかったのも痛い。

 ワークアウトにより、Pantechグループが再生できるのかは不透明な状態だ。現在、Pantechの信用等級は「CCC」までに落ち込んでおり、厳しい状態が続いている。

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